【第536号】クビにならないように頑張るのか、クビになっても困らないように頑張るのか

仕事・勤め先
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勤め人として自分の天職に巡り合えた人は幸せだと常々感じますが、現実にはそうではない人の方が多いようです。

そして、生活のために働かなくてはいけない、しかし、自営業者として働くのはちょっとムリという人は妥協してでもどこかの勤め先に雇ってもらうことによって賃金を手に入れる必要があります。

しかし、勤め先が勤め人に要求してくる労働というのはその人にとって合わないものであることも多いため、

本来の自分を曲げてでも勤め先の要求に答え続けていると、ストレスが溜まることが多いようです。

そして、自制心が強い人はこのような対応であっても耐え続けることは可能ですが、ほとんどの人はこの自制心を発動させ維持し続けるだけで気力を奪われ続けて消耗してしまいます。

例えば、週5日間で8時間労働という職場であっても、本来のその人自身にそぐわない労働を強いられ続けるとそれだけでかなりのストレスを感じてしまうため、家に帰った後にはすっかり疲れてしまい、そのまま特に何か意味のあることができないまま眠りにつくしかないという労働者も多いようです。

さらに激務な職場になってくると、平日はほぼ休む暇もなく働き続けて、土日になってようやく休めるタイミングが来るか来ないかというところもあるようです。

このような職場の場合は、休日はほぼ仕事によるストレスから体を癒すために費やされてしまうため、ほぼ何もできないままに休日が終わってしまい、すぐに平日の激務が再開されるという厳しい状況に置かれます。

人によっては

「休日、祝日って何だっけ?」

というレベルで働いている人もいるようです。

そのような大変な働き方をしている状態であってもふと頭をよぎるのが、

「クビになったらどうしよう……」

という不安でしょう。

この不安があるからこそ、勤め人はクビにならないようにできるかぎり勤め先からの要求に答えて頑張るという戦略を取ることを余儀なくされているのだと思います。

いきなり勤め先からクビにされたら困るという人が多いと思うので、このような戦略を取ること自体は間違っていないと私は考えています。

しかし、一つこれに付け加えるのであれば、

仮に、クビになっても大丈夫、困らないという状況になるようにも頑張る

という視点も大事になってくると考えています。

例えば、いつでも独立できる、という状態に持っていけた勤め人の場合は、仮にクビにされても大きなダメージを負うことはないでしょう。

他にも、極端な話、働かなくても生きていけるという経済的自由の状態を達成してしまうということもあり得ます。

このように、

クビにならないように頑張るのか、クビになっても困らないように頑張るのか

という大きな戦略がまず存在することを念頭に入れておくことは地味に重要だと思われます。

そして、次に大事になってくるのは、

どちらの戦略にどれほどのリソースを割くのか?

というバランスを考えることです。

例えば、他に特に副業などもしていない新卒新入社員の人の場合はどうでしょうか?

状況にもよりますが、このような人の場合、

クビにならないように頑張るのを9割

クビになっても困らないように頑張るのを1割

といった感じで、まずは前者の方にリソースをできるかぎり割いた方が安全であると思われます。

というのも、新卒新入社員の多くは、大して金融資産を貯めることもできていない可能性が高いですし、独立する力がある人もほとんどないためです。

したがって、いきなり問題社員としてクビになってしまった場合のダメージが大きくなる可能性が高いです。

最初はリスクを低くして安全策を取った方がよいでしょう。

逆に、長年働いてきて、仕事も順調に回せるようになってきてさすがにすぐにクビになる可能性が低そうだと感じられる人の場合は、後者のクビになっても困らないように頑張る方にリソースを割く方が今後の未来を作りやすいと考えられます。

これは投資におけるアセットアロケーションを意識するのと一緒で自分の状況に合わせて少しずつリソースをどこに配分するのかと意識することが良いでしょう。

このように、

自分が今どのような方向に頑張っているのか?

と定期的に見直してみて、リソース配分を変えてみることも長い人生戦略において大事になってくるのだと思われます。

美紀のプロフィール
夢見がちな社会不適合者
mikimiki

社会人6年目かつ会社経営者(法人4期目)。
投資歴7年。タロット占い鑑定歴12年。
都内在住、マッチングアプリ上位0.X%の人気女性会員。
フォーチュンレディ (Fortune Lady:幸運な女性)

かつて不登校になり片っ端から出席点を落としまくる。高校生の頃は家出経験も。
経済的自由のため、新卒で年収1000万円overのトップファームへ。
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INTJ型女性による皆既日食への歩み
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