人生100年時代における「変身資産」の形成方法を考える

不動産
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世間では、ここ数年間で「人生100年時代」というキーワードがやたらと増えてきたような気がします。

今や、官庁のホームページでも頻繁に見るため、「人生100年時代」というのは、人生の構想を考える際の前提として考えておくべき事なのかもしれません。

さて、「人生100年時代」において何が必要なのか、ということについて考えた際に『LIFE SHIFT』では、無形資産の一つとして変身資産が重要であると書かれています。

ダーウィンの進化論でも「生き残ったのは、変化した者である」というようなことが言われているそうで。

そして、まず、重要なのは、

①100年という期間は単純に長い

②ここ数年の社会の変化のスピードがやたらと速い

ということだと思います。

①は単純に生涯期間が長いために、どこかで私たちは変化、変容を社会的に求められるタイミングが来る可能性がある、ということになりそうですが、

②の社会の変化スピードが速いというのがかなり重要になってくると思います。

というのも、社会の変化のスピードが速いと言うことは、どこかで変化しなければいけないどころか、私たちは人生において何度も何度も変化、変容を求められてしまうということだと思います。

すなわち、そのような「人生100年時代」に対応するために何かしよう、何かしなければいけないなどと考えた場合、

①これから先の人生において、何度も何度も自分は変化していく、変容していく必要があるんだ、という一種の覚悟のような認識を持った上で、

しかも、②変化が必要になるたびに、実効的に変化、変容していくための具体的な方法論を確立していく必要があるということになりそうです。

まず、①のような認識を持つことが重要になってくると思います。

具体的にはどんな認識を持つ必要があるの?ということになりますが、

これは典型的には、勤め先は生涯において1つしかないとして、そこを定年まで働く想定ではなく、勤め先は何度も変わる可能性があるということはよく言われていると思います。

勤め先が何度も変わる可能性については、いくつかの要因が考えられ、例えば、勤め先自体が倒産する、不況や社会構造の変化により勤め先の業界自体が消滅する、自分の能力不足でリストラされる、勤め先での給料などが全く先が見えなくなってもはや転職せざるを得ない状況になる、などが考えられます。

そして、上記の可能性はいずれもそれなりにあると思われます。

とすると、いわゆる逃げ切り世代と呼ばれている人はともかく、若い人は勤め先は何度も変わる可能性がある、そもそも自分で稼ぐ必要も出てくるかもしれないという想定で社会人になる必要が出てきます。

そのような認識でいる人は、新卒始めから転職を想定した就職活動をしたり、そもそも勤め先に定年まで面倒を見てもらいたくないので経済的自由達成の上で、FIREしてしまおうだとか、そもそも自分で副業ができるようになっておかないといけないだとか、もはや、起業しかないだとか、とにかく色んなことを思いつきます。

これらを思いつけば、それなりにやる気のある人は自分で調べられるようになるので、そもそも勤め先は何度も変わる可能性がある、そもそも自分で稼ぐ必要も出てくるかもしれないという想定をしっかりと持てていて、自分は場合によっては変化する必要があるという認識を持っていることこそが重要になってきます。

人間には、現状維持を好む本能があるらしいので、油断していると変化を拒みます

ですから、変化をしなくてはいけないという認識をいかに強く持てるのかどうかが重要になります。本能に逆らうことです。

他の例でいえば、住む場所は生涯において何度も変わる可能性がある、というのもあると思います。

これは、勤め先が変わってしまう可能性があるということにも関連してくると思います。

最近はコロナの影響で急速に広まったテレワーク、リモートワークの影響もあってか、住まいの選び方なども志向が変わってきているようです。

しかし、当然ですが、住まいの選び方の志向が変わってきたと言っても、実際に実行に移せるような人は多くありません。

もともと、一生涯すむような想定で住宅ローンを組んで新築の家を買ったような家族の場合には、ローンの支払いがあったり、家族の都合でなかなか住まいを変更しにくいと思われます。

上手い人は、そもそも賃貸需要があるところやリセールバリューのある不動産を購入して対策していますが、全くそんなことを考えていない人は、住まいを変えることが事実上できなくなる可能性があります。

これは社会における変化に対応した身軽さについて事前の対策ができていなかったという意味で変身資産が足りていない状況かと思われます。

今の環境や前提による常識がいずれにせよ、永遠に続くと思わないことが重要です。

私も最近、住まいについて3点考えたことがあります。

まず、①1Kに拘る必要が無く、ワンルームでも一人暮らしの生活に支障はないかもしれないという点です。

1Kとワンルームの違いは、キッチンとルームの部分の間にドアがあるか否かですが、

1kを選んでいた理由は、料理をした際に、においがルームの方まで残る可能性があるかもしれないから、ということや、

ドアがないと、なんとなくいけないような気がするという漠然とした思いからでした。

よく考えると、においのきつくなるような料理をする回数はさほど多くはないですし、本当に1Kに拘るべき理由があるのか考え直したいと考えています。

②また、ベランダや掃き出し窓が本当に必要なのか疑問です。

まず、ベランダに出るべき用事がありません。かつては、ベランダに出て洗濯物を乾かすということがありましたが、乾燥機付き洗濯機があれば不要です。

むしろ、掃き出し窓の面積が大きいと夏には外からの熱が容赦なく部屋の中に伝わってきますし、冬は逆にとてつもなく寒くなります。

夏にはよく部屋の中でも熱中症になると言われますが、熱い日差しが差し込んでくるような掃き出し窓の面積が広ければ、広いほど、熱が容赦なく伝わってくるので、部屋の中が暑くなりやすいというのはもはや必然のような気すらします。

また、ベランダにはたまには出るものという固定観念があると、掃き出し窓が存在する場所の周辺のスペースが事実上使えなくなります。

洗濯物を干さない限り、ベランダに出る回数というのは意外と多くはないはずです、この辺りをよく見返す必要があると思います。

人によっては、ベランダや掃き出し窓はない、狭い物件も検討の視野に入るはずです。

さらに、③テレワークの普及により在宅勤務が増えると、宅配ボックスも不要になります。いつでも置き配で受け取れるわけですので。

このように、住まいだけでも、その人本人や変化した社会の状況に応じて、検討のための条件というのはいくらでも変わりうるものなのです。

このように、住まいの探し方についてもそもそも変わりうるものであるということを実感していると、次にさらなる変化が起こったときにも素早い判断が可能になります。

もっとも、住まいの検討のための条件のみを変更できても実際に行動に移す、すなわち、引っ越しが上手くできなければ何も変わりません。実際の変化はできないのです。

引っ越しが上手くできるようになるためには、そもそも上手い具合に物件を探した上で、自分が損しないように引っ越しの費用を抑える方法をどこまで詳しく実効性のある知識として知っているのかという問題が出てきます。

例えば、どのポータルサイトを使うべきか、何月に探すべきか、交渉しやすいポイントはあるのか、どの引っ越し業者にお願いするのがいいのか、などなど色んな知識や経験が求められます。

このような、知識や経験などを予めストックしておいて、いざ必要になった際に素早い判断と行動を可能にする必要があるという意味で、②変化が必要になるたびに、実効的に変化、変容していくための具体的な方法論を確立していく必要があります。

もっとも、一番広い意味で変化に強くなるためには、端的に言えば、お金を貯める、資産形成をしておくのが一番確実かと思われます。

お金があれば、上記のような知識や経験などが最悪なくとも最悪お金の力で変化に対応することが可能であるということは選択肢の一つとして知っておいて損はありません。

とすれば、やはり、経済的自由は目指しておく、金融リテラシーは高めておいて損はないという話になりそうです。

他の話で言えば、変化後の社会において求められる習慣についてもインストールを想起に行う為の習慣化の習慣化についても変身資産の一つだと思います。

これは大抵の人は油断すると習慣化をしようなどと思わずに、今までの人生の中で無意識にインストールされた習慣で残りの人生に対して対応しようとしてしまいがちです。

ところが、習慣化をすることをしっかりと意識できている人はどうすれば習慣化を進めることができるようになるのかを知っているので、変化してしまった社会に対してふさわしい習慣を他の人よりも早くインストールすることができます。

このように、変身資産においても資産形成を行う方法はたくさんあると思われます。私もこれから少しずつ探していきたいなと考えています。

美紀のプロフィール
夢見がちな社会不適合者

社会人5年目かつ会社経営者(法人4期目)。
投資歴7年。タロット占い鑑定歴12年。
都内在住、マッチングアプリ上位0.X%の人気女性会員。
フォーチュンレディ (Fortune Lady:幸運な女性)

かつて不登校になり片っ端から出席点を落としまくる。高校生の頃は家出経験も。
経済的自由のため、新卒で年収1000万円overのトップファームへ。
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