異常気象、極端気象にどのように向き合うべきか

システム構築
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天気が悪い日にはついつい「今日は出かけたくないな」と感じてしまいます。

実際、雨や風がきつい日に出かけても外出するだけで体力が削られてしまうので、外出先に行った辺りでかなり疲弊している感覚があります。

これは事実上何もしていないのにもかかわらず体力だけが削られている状態なのであまり良いこととはいえませんね。

ところで、私がここしばらく気にしているのは、ここ数年の異常気象についてです。

具体的には、2019年にはやたらと台風が多かったり、大雨による被害が多かった記憶です。

2020年も夏は非常に暑かった記憶がありますし、冬はかなり寒かったです。

私の家の電気量や手元の日記を確認してみると、2020年は6月中旬から8月下旬頃までエアコンで冷房をかけていると思ったら、10月中旬ごろから寒さを感じ始めたのでエアコンで暖房をつけ始め、2021年3月中旬まで暖房をつけていたようです。

客観的な気温を見てみても、おおよそ最高気温30℃を超えたあたりで冷房をつけ始めていることや、最低気温10℃以下になってから暖房をつけ始めているので、そこまで極端に光熱費を浪費しているとも思えません。

そのように考えると、エアコンを使用していなくても、なんとか快適に過ごせた期間というのは、①3月中旬から6月中旬と②9月から10月中旬までとなり、なんと合計で5か月もありません。

一年は12か月あるわけですが、エアコンを使用しなくても快適に過ごせる期間というのはかなり短いことがわかります。

特にひどいのは、夏→冬までの移り変わりの速さです。私の中ではエアコンを使わなくても良い期間とする感覚を持っている秋の季節ですが、これは事実上2か月もないようです。

20年近く前から日本から秋がなくなるという話はなんとなく聞いていましたが、ここまで短くなるとは思っていませんでした。

2020年は特にコロナ禍であったこともあり、忘れられがちですが、地味に異常気象は年々深刻な状況になってきていると感じます。

異常気象というと、いつもと違うという意味でしかないので、最近は極端気象という名前を使っている方もいるようです。

さて、問題は、この異常気象があった場合、具体的には、台風、大雨(や地震、津波なども入りますが)のような大掛かりな異常気象に加えて、猛暑、厳冬なども含めると、このような現象が起こった際に真っ先に行われる対策としてもっとも有効なのは、「家から出るな」となることは間違いがないという点です。

ちなみに、私が調べた中ではこれに加えて熱風のようなものに都市が襲われる可能性があるという予測もあるようです。

そうなると、強いてこれを対策するとなると家の中に籠って、電気を使ってエアコンなどで生活空間を快適にしつつ、リモートワークをする、ことが推奨されることは目に見えています。

どうしても外出したいとなった場合、もしかしたら一歩も外気温に触れることのない場所、例えば地下鉄直通のマンションなどももしかしたら人気が出る可能性があるのではないかとも考えるところです。

もっとも、このような駅直通の物件はそもそも供給量自体があまりないので、金銭的に余裕のある家庭から押さえてくるでしょう。私のような一般人には手が届かないことが予想されます。

物理的に地上に出ることが困難になる可能性があるという意味で、地下の世界が注目されるのではないかと考えてもおりますが、さすがにここまでいくと飛躍しすぎな感もあります。あり得るとしても、あと50年近くはかかるでしょう。とはいえ、異常気象は地味に外に、地上に出にくい環境を作ってきているのではないか、と考えています。

さて、異常気象の懸念を考えていくにあたり、私が考えるべきと思っていることは上記の対策(①家の中に籠る、②エアコンで生活空間を快適にする、③リモートワークをする)を現実的に行うにあたっての懸念です。

①については、コロナ禍において経験済みなのでおおよその論点は既に出てきているかと思われますが、まず、家の中で如何に娯楽を楽しむことができるのかという点がますます重要になってくると思います。

そして、日常生活で必要になる物品の入手方法や、長い目で見ると、子供の学校への通い方という面でも大きな影響を及ぼしそうです。

ところで、学校というと勉強をしなくてはいけないという話になるのですが、ネットなどを見ていると「自宅では集中できないので、学校や図書館やファミレスで勉強する」という層が結構いるようです。

私自身もこれは良く行っていたことから、この悩みは大変によくわかるのですが、しかし、もし物理的に外出が困難な社会が到来してしまった場合、このように「自宅で勉強などに集中できない」というのはかなりのディスアドバンテージにつながると考えられます。

少数派だと思いますが、自宅でもしっかりと集中して勉強できる人というのは実は存在するわけです。

こうなると、自宅でも勉強に集中できる人と、自宅では勉強に集中することができない人とは歴然なレベルで差が出ることは間違いありません。

すなわち、「自宅でも勉強に集中できる」ことは一種の能力、才能のようなものになってしまう可能性がある、ということです。

例えば、家庭環境などが極端に悪い人などはとてもではないが自宅では勉強なんかに集中できないという状況に陥っているかと思われますが、外出が物理的に困難になるとこのような環境そのものがその人自身の人生の決定的な影響を与える可能性があるということでもあります。

最近の研究で自宅で勉強に集中するための方法論が出てきているようですが、そもそも家の中の状態をしっかりと整えないとできない方法論が多いです。それだけ人間は環境や周辺に影響を受けやすい生き物であるということでもあるかもしれませんが。

いずれにしろ、私のようにもともと自宅でも勉強に集中できなかった人は、みずから自宅でも勉強に集中できるための技能を身に着けることがスキルとして重要になってくるということでもあります。

次に、②についてですが、個人的にはこれがコロナ禍においては思ったよりも話題になっていなかった気がしていることから気になっています。

異常気象があれば、当然エアコンの活躍するべき時間が増えて電気使用量が爆上がりします。

リモートワークをしなければいけなくなったことから、電気代が増えてしまったという家庭は多かったようですが、これに異常気象がセットで加わるとさらに電気の需要が増える予感がします。

電気代が増える原因は端的に言って、住宅自体の断熱対策が乏しいことか、そもそも部屋が広すぎる、ことにあるでしょう。

住宅自体の断熱対策についてですが、最近の新築の住宅がしっかりと断熱対策をされているのかは正直怪しいと思っています、というか、日本の住宅自体がしっかりと長年持つようにそもそも作られていないのではないか、という疑念を持っています。

逆に言えば、しっかりとした耐久力や断熱性の高い、素敵な住宅というのは比較的レアという話になり、当然その分値段も上がるでしょう。

また、そもそも部屋が広すぎるということもあると思います。私のように常に部屋の断捨離を意識している者としてみると、部屋に物が多すぎるため、広い部屋を得る必要性が生まれている人が多いのではないか、と考えています。

広い部屋を得るということは、その分空間にコストをかけることになり、電気代のみならずこちらも広い部屋を得るためにさらに値段がかかるということでもあります。

そして、電気代が上がるということと関連して、2020年に問題になったのは電力自由化に伴って入ってみたプランによって、思いの外電気代が爆上がりしてしまったという事件ですね。

結論からいうと、よく電力会社のプランも確認しましょうというつまらない話になってしまいますが、これも全体的に電気代というコストを上げる要因の一つになっているでしょう。

その上でさらに私が懸念をしているのが、「そもそも電力供給が追い付かないという事態」が発生する可能性です。

記憶に新しいのは3.11.でしょう。あの時、原発の問題が3月12日に起こってからというもの、出てきた話は計画停電でした。

そして、この計画停電ですが、普通に考えればわかることかと思いますが、どこに優先的に電力を供給するのかといえば、当然、都心になるわけです。

すなわち、そのエリアから離れれば離れるほど、救済の手は伸びにくいという話になります。

上記に書いた通り、異常気象におけるもっとも強力なアイテムはエアコンを始めとした電気を利用した生活空間を快適にする物です。したがって、電気を渋られてしまったら、そもそも健康に生きていけるのかも怪しい、という事態になる可能性があります。

とすれば、不動産の人気としては、当然都心の方が安全だという話になりかねないのではないか、と私は感じ始めています。

今はコロナ禍の影響で郊外志向が高まっているという話も出てきているようですが、おそらくこれは一時的な話に過ぎず、異常気象が本格的に問題になった場合、全体的に都心回帰に戻る可能性があるのではないか、と考えています。

もちろん、郊外の家賃は比較的低いでしょうから、そこに居住する人は存在するはずですが、安全面から選択するというよりは金銭的に仕方がなくという話になりそうです。

この②の点については今後深刻な問題になり得るのではないか、と考えています。

さて、③つめのリモートワークが再び推奨されるという点ですが、これはかなり語りつくされているところでもありますが、加えて異常気象という要因により、だんだんメインの働き方としての地位を確立していくのではないかと考えています。

同時に、当然ながら、「リモートワークできない仕事もあるんだけど??」という問題が生じるため、このような仕事を誰がやるのか、AI等に代替できるものなのか、という点はますます問題になるのではないでしょうか。何故ならばそのような仕事はますます負担が重く、危険なものになっていくと予想されるからです。

いずれにしろ、これからの世の中はますます世知がたくなるのではないか、と予想しています。

このような嫌な予想が当たってしまった場合に個人のレベルでざっくりと重要になってくるのは「自宅で集中して勉強や仕事をすることができるスキル」をできるだけ早く身に着けることなのではないでしょうか。

美紀のプロフィール
夢見がちな社会不適合者
mikimiki

社会人6年目かつ会社経営者(法人4期目)。
投資歴7年。タロット占い鑑定歴12年。
都内在住、マッチングアプリ上位0.X%の人気女性会員。
フォーチュンレディ (Fortune Lady:幸運な女性)

かつて不登校になり片っ端から出席点を落としまくる。高校生の頃は家出経験も。
経済的自由のため、新卒で年収1000万円overのトップファームへ。
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ビジネスでは、ファーム内で全パートナー分を凌駕する新規顧客獲得の営業実績を持つ。
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INTJ型女性による皆既日食への歩み
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