「もう少し何とかならないかな」
とか
「もう少し良くならないかな」
といった
改善の願望
を抱く人は多いものです。
しかし、実際には、改善の前提としては、事実の観察に基づく分析が必要であり、事実の観察の前提として記録をつけることが重要になってきます。
特にダイエットや貯金においては、この考え方が非常に重要であると言えます。
- ダイエットにおける具体例: ダイエットを成功させるためには、自分の食事や運動の状況を記録し、それを観察することが重要です。例えば、食事の摂取カロリーや栄養素のバランスを記録し、体重の変化や体脂肪率の推移を観察することで、自分の食生活の問題点や改善すべき点が明確になります。このような記録と観察を行わずに、単に「食べる量を減らせば痩せる」といった一般的な考えだけでダイエットを行うと、効果的な改善が得られない可能性が高まります。痩せられない人は無意識のうちに色々な物を口に入れていますが、それに気づいていない場合も多いです。まずは、記録された事実に向き合うことが大切です。
- 貯金における具体例: お金を貯めるためにも、自分の収入と支出を記録し、それを観察することが大切です。具体的な収入と支出を把握することで、どのくらいの貯金が可能なのか、無駄遣いしている部分はどこなのかが分かります。記録なくして、ただ「節約しよう」と考えるだけでは、具体的な改善策が見えず、結果的に貯金が上手くいかないことがあります。こちらも「いつの間にかお金が減ってる」とか「よくわからないけれどもお金が増えていかない」と考えている人は無意識のうちにお金を使っていること自体に気付いていない場合があります。まずは、記録された事実に向き合うことが大切です。
このように、記録と観察がないと、自分の現状を客観的に把握することが難しくなります。
改善するためには、自分の行動や状況を客観的に見つめ直すことが不可欠です。
ダイエットや貯金の他にも、学習や仕事、人間関係など様々な面でこの考え方が適用されることを忘れないようにしましょう。
時折、自分が積み上げてきた事実を見つめて向き合うことが大切でしょう。
経営者の場合は、試算表などを用いて分析を行うことが重要ですが、そもそもスピーディーに試算表をタイムリーに用意できる体制が整っていなければ、適切に分析しようがありません。
事実をしっかりと記録することはそれ自体が意外と難易度が高いことだったりするため、自動的に事実を記録してくれるシステムを導入することが鍵になります。