【第606号】「司法試験に受からないということ」という強烈な恐怖の物語こそが受験生を駆り立てる

リフレーミング

受験勉強などを頑張っている人が良く悩みがちなのが

モチベーションが湧いてこない

モチベーションが尽きてしまった

ということです。

特に、合格するまでに何年もかかるような難関な試験の場合、

そもそも勉強を続けられるのか

どこまで本気になれるのか

という点が非常に重要になってきます。

このモチベーションを得るための方法論として、

合格した場合のポジティブなイメージを行う

といったイメージトレーニングなどが推奨されることがあります。

その人に性格にもよりますが、このようなポジティブなイメージ、すなわち夢を抱く形のモチベーションによって頑張れるという人もいるでしょう。

例えば、

「司法試験に受かったらモテる!」

とか

「公務員試験を突破したら将来安泰!」

といった実利的な(?)内容でもいいですし、

「医学部に入って困っている人々を救いたい!」

といった高尚な内容でも構いません。

このようなポジティブなイメージをもっている場合ですね。

これは傍から見ると

夢に向かって頑張っている

という風に表現される状態でもあるため、

非常にきれいなモチベーションの維持の仕方であると思われるでしょう。

しかし、このようなポジティブな動機だけで人は必死になったり本気になれるのか?

と言われると、

「いや、そんなことはない」

「それでもモチベーションが落ちてしまうことはある」

と感じている人はいるでしょう。

そのような人におススメするのが、

失敗した場合に如何に自分が窮地に立たされてしまうのか、絶望の淵に追いやられてしまうのか、ということを語ってくれる恐怖の物語を読むことです。

これは、例えば、

「司法試験に受からないということ」

と題されたエントリーなどを読むのがわかりやすいでしょう。

以下のような物語です(長いですが抜粋しています)↓

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以前、ロースクール進学のリスク というエントリーを書きました。 そこで、ロースクール進学の危険性、そして司法試験という試験自体の危険性を語りました。 今回は、その後の状況の変化を踏まえた、続編です。 最初に、エピソードを2つ書きます。

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昨年三振した友人の話です。

「三振」とは、ロースクールを卒業後、5年内に3回不合格になると受験資格を失う制度のことです。 既に過去の制度となってしまいましたが、ここではそのままの表記にしておきます。 彼とは結構仲が良かったですし、当然、ケータイの電話帳にも、未だに彼のアドレスが残っています。 何度も飲みましたし、食べましたし、普通ならば試験の結果報告があってもいいところです。 しかし、彼は連絡をくれませんでした。

私が知る限りのすべての友人に、結果報告をしていないようです。

完全に音信不通状態のまま、1年以上が過ぎました。

事実上、縁は切れているのでしょう。

誰も、自分から連絡できる人はいません。

私も無理です(なんと書けばいいか分かりません)。

彼が三振したことは、5年目の三振り目だったことと、合格者名簿に名前がなかったこと、この2つから確かなのですが、それ以上のことは何も分かりません。

ブログも受験生の途中で中断したままです。

彼はいま、どうしているのでしょうか。

K大学の経済学部という世間的には超一流の大学をでて、そのまま就職せずに新旧司法試験にチャレンジし続け、ローに入り、三振し、すでに30歳を超えた彼は、いま何をしているのでしょうか。

いくつか可能性を考えてみます。ごくごく稀に伝え聞くのは、三振のあと、「二打席目」に入る人がいるということです。でも、もし彼が「二打席目」に入るくらい司法試験に希望を残しているのだったら、きっと普通に連絡はしてくるはずです。たぶん、二打席目には入っていないのでしょう。

司法書士という選択肢もあります。

しかし、毎年何千人もの三振者が量産されていく中、司法書士に転進する三振者は毎年のように増え続けているらしく、書士に転向した友人に聞いたところでは、元からの純粋な書士受験生たちがあからさまに嫌悪感を表明するほどに、いまや司法書士試験は三振者の巣窟となりつつあるようです。司法書士試験の難度は、数年前とはもはや同じものではないはずです。「司法試験がだめなら司法書士」という甘いセオリーは、既に過去のものとなっています。

行政書士という選択肢もあります。

しかし、正確に何割かは言えませんが、おそらく行政書士試験の合格者のほとんど(8割以上?)は、実際には生活できていないはずです。行政書士は、ほとんど資格を取るための資格になっています。

彼は労働法選択だったので、社労士という選択肢もあります。これも、行政書士と同様、今のご時世で社労士で独立・開業→家族を養う程度にまで安定した収入を確保するのは、現実的にはかなり難しいと思います。少なくとも、簡単でないのは確かです。

思い切って就活という手もあります。大変です。なにしろ彼には職歴がありません。果たして、それで仕事は見つかるのでしょうか。おそらくハローワークに行けば、何らかの仕事は見つかるだろうと思います。しかしそれは、何の学歴もない、取り柄もない、ただのぷー太郎が職探しをする場合の話です。K大学の経済学部の出身者がその仕事をしなければならないのだと考えると、涙が出ます。彼は、今どうしているのでしょうか。。。

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もう半年以上前のことですが、数年間会っていなかった昔の受験仲間に会う機会がありました。どうしてそんなに昔の知り合いと今さら会うことになったのか、実はいろいろと事情があったのですが、細かい経緯はともかく、数年ぶりに彼と顔を合わせることになりました。彼は三振者ではなく、旧司受験生だった人で、旧司が終わる前に司法試験から足を洗った人です。(ちなみに、お金がなくてロースクールへは行けなかったそうです)

W大学の法学部という世間的には超一流の大学をでて、そのまま就職せずに旧司法試験にチャレンジし続け、30歳を超えたあたりで断念したとのことでした。私が会ったときには、もう司法試験をやめて何年にもなっていたようです。

彼は、私ともう一人の友人に向かって、何度も何度も、司法試験を受験したことを、「とてもいい経験だった」と語りました。焼き鳥を突きながら、将来は会社を起ち上げたい、と夢を語りました。同じような夢を持っている仲間と定期的に飲んでいる、とも言っていました。

彼は現在、派遣です。

土日こそ休んでいるようですが、仕事はかなりキツイとのことです。早く辞めたいとも言っていました。いくら貰ってるのかなんてとても聞けないのに、とっても前向きな彼は、聞かれてもいない収入を、その悲しいほど安い収入を、笑いながら告白しました。帰りに、彼のマンションに立ち寄りました。築30年以上、ワンルーム、家賃6万円のその部屋は、案外きれいに片付いていました。玄関からすぐのところに小さな本棚があって、その一番上には、かの『7つの習慣』をはじめとする自己啓発系のインチキ本定番書が何冊も並んでいました。『お金持ちになるための○○』みたいなシリーズがいっぱいありました。彼は、W大学の法学部を卒業して、現在30代後半です。もうすぐ40です。もちろん独身、派遣です。月給○○万円です。少なくとも、結婚は難しいでしょう。

彼は、私たちに向かって、何度も何度も、「いま充実している」と言いました。

(うそをつけ)(うそをつけ)・・・心の中でそう思わなかったといえば、嘘になります。もしあなたが、司法試験などやらずに、天下のW大法学部を卒業して、普通に就職して、30代後半になってたら、今どうなってた? あなただって本当はそう想像してるんだよね? ・・・そう思いました。

誤解のないように言っておきます。 私は彼を軽蔑しているわけではありません。 彼が、司法試験を「とてもいい経験だった」と語るのも、今の生活を「充実している」と語るのも、すべて、彼の中にあるギリギリの、最後の矜持なのです。 そんなことくらい、いくら甘ったれの私にだって分かります。切ないほどに分かります。

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以上です。

これが、司法試験に受からないということ です。

司法試験は、人生を破壊します。

単なるモラトリアムを満喫したいからというだけで、あるいは就活が億劫だというだけで、こんな世界に簡単に入ってきてはいけません。

引用:https://ameblo.jp/getwinintest/entry-11396070454.html

残りの部分もかなり重要なことが書かれているので、興味がある人は元の記事を読むことをおススメします↓

『司法試験に受からないということ』
 注意  司法試験まで半年を切っている方は、今はこの記事は読まないでください。初めて読む方は、司法試験が終わってから(受かってから or 落ちてから)ゆっくり…

危機感は人間の生存本能をストレートに刺激するので、このような恐怖の物語を読むと自分自身の恐ろしい未来を想像し震えあがる人が続出します。

このような最悪の事態を避けたいがために頑張るという形でネガティブなイメージから逃れるというモチベーションが生まれることがあるのです。

失敗した場合に如何に自分が窮地に立たされてしまうのか、絶望の淵に追いやられてしまうのか、ということを語ってくれる恐怖の物語を読むことによって受験生のモチベーションは最大値まで高まるでしょう。

特に堅実に生きていきたいと考えている人はこの手の恐怖の物語を日常的に収集しておくことをおススメします。

嫌でも頑張らざるを得ないということがよくわかるでしょう。

そして、体も動くようになります。

他のジャンルだと

ごく普通の人々がちょっとした事で階段を踏み外して落ちていく可能性

を示唆している、

『闇金ウシジマくん』シリーズもエグイ内容ながら教育的価値のある内容だと思われます。

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感想(14件)

下手な自己啓発本を読むよりよほど効果があるかもしれません。

このような

恐怖の物語

を収集することによって、

最悪の状況を避けたい、ネガティブな状況を避けたいという強力なモチベーションが湧いてくるようになります。

「なんとなく頑張りたいとは思っているけれどやる気しないなー」

と感じて悩んでいる人は

この手の物から読み始めるのが良いでしょう。

美紀のプロフィール
夢見がちな社会不適合者
mikimiki

社会人4年目かつ会社経営者(法人2期目)。
投資歴5年。タロット占い鑑定歴11年。
都心住まいの独身女性。

社会不適合者。
不登校になり片っ端から出席点を落としまくる。
高校生の頃は家出経験も。
社会人になったら労働しなければいけないと気づき恐怖する。
経済的自由のため、初年俸1000万円overの企業に入社→外資系に転職し年棒UP
生活費年100万円、手取り月収貯蓄率90%overを一時期達成。

普段は①個別の人の状況に応じたコンサルティングを1時間につき11万5500円(税込)(※好評につき2022年4月1日から5500円(税込)値上げしています)で、
②音声通話によるコンサルティング2時間枠ごとに89,800円(税込)で請け負っています。

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INTJ型女性「美紀」による皆既日食への歩み

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