「営業」
という言葉を見ると、
「セールス?」
とか
「自分には向いていない」
と感じる人も多いらしく、
特に新卒時における就活においてはあまり人気がないみたいです。
しかし、営業というものに苦手意識を持っている人がいる一方で、
トップの成績を出している、営業パーソンも存在するようです。
営業に苦手意識を持っている人は、そのような人の高い営業成績を見て、
「どうしてあんなに成約できるのか?」
とか
「成果を出せていていいなあ。私は断られてばかりなのに」
などと思うことも多いようです。
しかし、
実際には、
営業成績が悪い人
と
営業成績が良い人
とで比べると、
他者から「お断り」を食らっている数自体は営業成績が良い人の方が多い場合が多いようです。
全く同じ商品を売る場合、
1000人に営業して、50人と成約できるAさんと
200人に営業して、10人と成約できるBさんとでは、
ヒット率は同じかもしれませんが、
営業成績そのものはAさんの方が高くなるでしょう。
そして、Aさんはそのような高い営業成績を出す過程で950人から「お断り」されているのです。
一方で、Bさんが「お断り」されているのは190人となります。
Aさんの方が試行回数が多い分、「お断り」されている数も多いですが、最終的な営業成績は高く
「Aさんはすごいね」
とみんなに言ってもらえるようになるでしょう。
周りの人から見て、成功している人というのは、
「あまり失敗していない」
とみられることが多いかもしれませんが、実際にはこのAさんのように、
試行回数を稼ぐ中で小さな失敗もたくさんしている
場合が多く、
そのような場面は、Aさんが成果を収めたとたんに周りから全く見えなくなってしまいます。
営業成績が高い人ほど試行回数も多く、その分「お断り」されている数も多い
と言える場合が多いのです。
私たちは
「お断り」
されることが怖くて、そもそも挑戦すらできないことも多いですが、
上手く成果を出せている人というのは、
「お断り」
に対して、
「そういうこともある」
と動じずに、トライアンドエラーを繰り返して成長していくのですね。
営業成績が高い人ほど試行回数も多く、その分「お断り」されている数も多い
というのは、
私たちが何かに挑戦する際に覚えておくとよいと思います。
私たちはついつい他人の光の部分しか見ない物ですが、
このような苦労の部分にも目を向け、彼らの考え方を知ることができると、
憧れの誰か
に追いつきやすくなるでしょう。