2010年代にたびたび話題になっていた記憶があるのが、
「今後は、有形資産ではなく、無形資産の方が重要」
ということです。
有形資産というのは、
お金などの金融資産や不動産などの実物資産といった「目に見える資産」
を指すもので、
無形資産は、「目に見えない資産」すなわち、
才能、能力、スキル、人脈、優れた容姿
などを指すようです。
豊かな人というと、一見有形資産を大量に保有している人を私たちは思い浮かべてしまいますが、
有形資産は、目に見えたりする分、税金の格好の補足対象となりますし、他人に奪われる危険性も常に付きまといます。
しかし、無形資産のように奪いたくてもなかなか奪えず、税金による課税(美人税など)もなかなか難しいタイプの資産は守りが非常に強固なものであると言えるでしょう。
個人的に性別関係なく、比較的若い人が持つ無形資産の中で使い勝手が良いのは、
職務経歴書
かもしれません。
ポートフォリオの場合もそうですね。
要するに、
私はこのような経歴を持ち、このようなスキルを身に着けてきました
ということを一枚の紙に落とし込んでいるこのアイテムは、転職や案件受注に際して非常に役に立ちますし、他人に奪われることのない無形資産なのです。
特に若いうちは、経歴なども非常に見られます。
職務経歴書の内容を充実させることは、
無形資産の資産形成をコツコツ行うことと同義です。
あなたが、職務経歴書を一行追記するごとに、
まるで、少額貯金を行うようにどんどん資産形成が進んでいくのですね。
労働の強度にもよりますが、おそらく、3年もすればそれなりの内容を書くことは可能でしょう。
転職などを予定していない人は、
「職務経歴書を書くのはめんどくさい」
などと思って何も書かない人も多いのですが、
例えば、リストラになってしまった場合など、いざという時のために非常に便利になるアイテムなので、
時間が空いたタイミングでどんどん追記することによって無形資産の資産形成を行うことがおススメです。
上手く工夫をすることができれば、あなたが諦めかけていたチャンスを掴むことすら可能でしょう。
下手な資格よりも実務経験を重視するという職場は非常に多いです。
無形資産としての職務経歴書の追記は資産形成の一環として是非とも貯金のように行うとよいでしょう。