未だに今の勤め先を辞めていない理由は資産形成をするため

コミュニケーション

常日頃から、「つまらない仕事」といいつつ、私は今の勤め先を未だに辞めてはいません。

それは、今の勤め先において未だ私がそこに働くべき理由が残っているからだと思います。

その理由は何なのか、ということを考えると、一言で言うと、

資産形成のため

ということになると思います。

資産形成というと、どうしても、お金とか、不動産を始めとした有形資産に着目しがちです。

しかし、私が言及している資産というのは、それだけに限りません。

細かい分類を言うと、金融資本、人的資本、社会資本という主に3種類の資本を総称して、資産と呼んでおり、これらの資本を蓄積形成することを、ざっくりと資産形成と呼んでいるのです。

金融資本というのが一番わかりやすいです。現金、現預金、その他有価証券、不動産などの有形資産を指しています。

人的資本というのは、健康な身体、それまでの仕事や勉強を通じたスキル・能力、経験値、キャリアなどを初めとした何らかの仕事を行う為の個人的な力です。豊かな感性、発想力、想像力、創造力、時間管理の能力、各種リテラシーもここに含まれる整理です。

社会資本というのは、一言で言えば、人脈です。自分にとって戦力になる家族や友達、職場における同僚や、趣味を初めとした仕事を離れた関わりのある人たちとのつながりを主に想定しています。

これらの3つの資本を形成しておくことが大事だと個人的には考えています。

というのも、いわゆる老後の三大リスクが、「お金がない」「健康ではない」「支えてくれる人がいない」といった、貧乏、不健康、孤独の3種類に当たると言われていることや、たとえ現役世代であっても、この3種類のうち2つ以上に欠乏が見られると、将来が不安になり不幸せに感じてしまう傾向があるようなのです。これらがそれぞれ金融資本、人的資本、社会資本の欠乏状態にあたります。

具体的に考えてみましょう。

例えば、①親から相続した莫大な有形資産は手元にあるものの、本人はいたって不健康で、しかも、友達なども作れなかったので親亡き後は支えてくれる人が皆無という状態であればただただマンションの一室で相続した有形資産を削りながら寿命を尽きるのを待つだけの人生を送ることになります。不健康で特に何かをできる状態でもないのに資産を削りながら死を待つだけの人生はつまらないと思います。

また、②健康な身体は未だにあるものの、給料が入ってくるたびにブラック労働のストレスからの散財癖で浪費をしまくり手元のお金はなく、しかも、合う時間がない友人との付き合いも年々減っているというような人の場合、仕事自体に意味を見いだせない場合には、何故働いているのか不明でしかも時間をかけて働いてもお金は貯まらない、という状態になります。

③さらに、友人や家族からの支えに恵まれて何とか生きてはいるものの、本人の身体は不健康で、貯金等もなくこちらも寿命が尽きるのをただ待つしか無いという状態もありえます。

これら①②③などの状況になると3種類の資本のうち2種類がないということでもあるので、幸福追求の観点からは黄色信号だと思います。残り1つが無くなってしまったら赤信号です。

これらの3種類の資本を資産として形成して、経営資源のようなものを確保することができて初めて自己実現などに取り組んでその人にとっての幸福をつかむための土壌が確保できるのだと思います。

自己実現に向けてはそれに加えてさらに種まきを行ってそれを大事に育てるという努力が必要になるのですが、3種類の資本という土壌をまともに作れていない状態で種をまいても良い実り・収穫物が出てくるわけがないという考え方です。

つまり、幸福追求を行うという視点で見ると、土壌としての資産形成を粛々と行いつつ、同時に自己実現のために種まきを行うというある種の器用な事をする必要があると言うことです。

いわゆる、天性がよく、出自にも恵まれている人の場合、いつの間にか20歳ぐらいになっていたら土壌がそれなりにできあがっていたという状態の人もいるのでそういう人は種まきだけ本気を出せばいいわけです。

もっとも、それなりの土壌では、その範囲のみでしか種をまく範囲も確保できないということでもあると思うので、より大きな収穫物を手にしたいという自己実現における野望があるのであれば、さらに良質な土壌を拡大させつつ、種まきも常に積極的に行う必要があるのだと思います。

したがって、土壌作りである、資産形成というのはこれを行える余力があるのであれば常日頃から行えば良いというのが私の考え方です。

このような観点で、今の勤め先を見てみると、年収は1年目から高め、専門的な知識を使った仕事が可能でこの点の経験値を積める、大企業の担当者と仕事ができる、同僚がそもそも優秀な人が多くそのような人と関わる機会を得られるという辺りは、着目するべきかなと思っています。

ちなみに、資産形成において、金融資本、人的資本、社会資本の3種類があるわけですが、優先的に形成するべきなのは人的資本であるというのが現状の私の考えで、いわゆる自己投資を積極的に行うべきであると考えています。

上記の、①②③の資産の欠乏例を見ると分かるとおり、一番事態の打開を図りやすいのは②だと思います。これはつまり、健康な身体という人的資本をしっかりと確保できている状態であれば、そこから金融資本や社会資本を再び形成する余地が出てくるため、時間はかかるかもしれませんが逆転の可能性はあります。

また、人は生まれた瞬間には平均寿命分の残り寿命が一応確保できているため、出自がさほど良くなくても人的資本を中心に資産形成を行えば、そこから成長して30歳ぐらいになると、いわゆる「生まれは恵まれていなかったものの、努力によって30歳ぐらいにはなんとか人生が軌道に乗り始めた人」というのができあがる可能性があるのです。

しかし、①や③の欠乏例においてはそもそも健康な身体が存在しないため、そもそも資産の形成が難しい状態になってしまいます。したがって、ここから人生の逆転を図るのはかなり難しいということになります。

要するに、若くて(残りの時間が多くて)ある程度健康な身体をもっていれば何とかなるだろうという当たり前の話しかしていないわけですが、逆に言えばここを肝としてしっかりとメンテナンスを怠らないことが大事なのだと思います。

したがって、人的資本の形成、すなわち自己投資の中でも最重要なのは健康への投資であるということになります。食事や運動や睡眠などの分野が重要になってきます。

ここをしっかりと保ちつつ、他の個人的能力、スキル、経験値を積み上げるという人的資本の形成を粛々と進めていくことが大事になると思います。

このおよそ人的資本の形成が多くの人にとって花開く瞬間というのが日本における新卒キップを用いた就活で内定をもらえた瞬間なのかもしれませんね。待遇の良い勤め先に勤めることができるようになるためにはそれ以前の人的資本の形成等が求められることが比較的多いためです。人によってはこのために高学歴の獲得を薦めています。

勤め先に勤めた後は仕事での経験を積むという形で資産を形成することになります。

そして、その人的資本の資産形成の過程で、金融資本の資産形成や、社会資本の資産形成も同時並行で少しずつ進めていくことによって、少しずつ土壌を形成するというのが王道なのだと思います。

さらに、ここに並行して未来に対する種まきを同時に進めてこれを大事に育てるということも必要になってくるのだと思います。

こうやって見ると、自己実現のためにはそもそもやることがかなり多いことが分かります。

そもそも資産形成をするという時点で上記の通りかなりやることが多くて大変なのに、しかも、種まきとかも、どの種をいつどこに蒔くべきかということも考えないといけない訳です。

自己実現というのは人生をかけた一大プロジェクトであると言うことを考えればやることが多いのは当たり前と言えば当たり前なのですが、それにしても改めて整理すると呆然とするレベルです。

このプロジェクトの一角として私は土壌としての経済的自由の達成も同時に目指しているわけですが、この取り組みは自己実現の一角にすぎないという整理になりそうです。

この観点から、勤め先というのは土壌作りのため最大限活用するべきであると私は考えていますし、土壌作りを早急に進めていきたいとおもいます。

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