年末が近づいてくると、私の周辺の人はいそいそと帰省の準備などをするようです。
人によっては、早い段階から帰省のために交通機関の予約を取るなどの措置を行っており、例えば、早割のようなサービスを狙って早めに予約を行ってその分お得に帰省するということを行っている人もいるようです。
とはいえ、そもそも飛行機などが典型的ですが、年末需要を狙って料金を高く設定しているところもあるようです。
鉄道でも「混雑料金」というものが提案されており、混雑しそうな時間帯にはその分料金を高く上げることによって混雑を回避できるのではないか、という考え方ですね。
他には、Uber Eats(ウーバーイーツ)なども条件によって手数料などが異なる料金体系になっているようです。
上記のように、その条件によって高くなったり安くなったりするようですね。
このような「変動料金」は思うに現在のようにテクノロジーの発展によって容易に行う事が可能になってきたのだろうと考えています。
例えば、配送手数料が距離に応じて高くなったり安くなったりするのも、その距離を瞬時に割り出した上で予め設定された料金をその場ですぐに提示できるようなシステムを組まなければ上手く回らないと考えられます。
テクノロジーの発展によってこのような扱いが容易になってきた、という流れを考えると、今後は今変動料金を利用できるサービスに限らず色んなサービスにおいて変動料金の制度が採用されるのではないかと私は予想しています。
そして、変動料金が広まった際には消費者側においては「人とは違うタイミングを選べる立場の人が有利」になることは間違いないと考えています。
今でも、ホテルなどでは平日料金と土日祝日料金が異なっているところが多く、大抵の場合、土日祝日料金の方が需要が大きいため高く設定されています。
これはほとんどの人は平日に外出しない(勤めているため事実上できない)という状況があるからこその料金設定だと思われます。
そう考えていくと、「他人がなかなか選ぶことのできないタイミングを選べるようになる」状態を目指すことはますます重要になってくるのではないかと感じています。
セミリタイアやアーリーリタイアしている方はこの辺りの特典を最大限享受しているようです。
彼らは誰かにその時間を拘束されていないことが最大の強みでしょう。
冒頭で言及した年末年始における帰省というイベントについても、他の人とそもそも同じタイミングでこれを行う必要性があるのだろうか?と感じることがあります。
勤め先でこれを維持した場合、ほとんどの人はクリスマスとつなげて年末年始を帰省するために有給をとりたくなりがちです。
しかし、皆がこれを行ってしまって、特定の残りの誰かに残りの業務が集中するような事態はそもそも望ましいのだろうかということも疑問に感じます。
取引相手がすべてクリスマスから年末年始の仕事を出さないところだったら仕事自体がなくなるため問題は無いのですが、今後そのような流れになるのだろうか??と言われるとなんとも言えません。
最近で言うと、ハロウィーンやクリスマスなどの楽しそうなイベントの時期を狙った悲惨な事件なども起こっているようですから、敢えてこのようなイベントの時期を外して楽しんでみるという試みも大事になってくるのかなと思っています。