経済的自由が近づくと本気で、「お金で自分は何も買うべきなのだろうか」と考えざるを得ません。
生きていくために必要不可欠な金融資本が確保できたとしたら、残りは人的資本と社会資本に注ぎ込むのが王道でしょうね。
人的資本は健康などをベースに稼ぐ力や自己実現に関するもので、社会資本は主に人間関係に関わるものです。
ここしばらくは、健康面にかなり金銭的に力を入れてきました。
また、読書などのいわゆる自己投資に関する投資も行ってきています。
これから加えて投資するとするならば、やはり人的資本における「稼ぐ力」になるのかなと考えています。
といっても、今の勤め先において出世を目指すというわけではありません。
勤め先において出世を目指すということは一歩間違えると、一社に自分の人生を依存することにつながりかねないからです。
同じような意味で、いわゆる自分の労働力商品としての価値をあげるということもあまり意識していません。
すなわち、転職市場で評価されるようになってキャリアアップしようという方向性ですね。
これについては、少し転職活動に目を向けてみたところ、「自分は自分よりも目線の低い上司の下で働くことは耐えられない。尊敬できる上司ならば大丈夫。」ということがわかってしまったので、そもそも他人に雇われることに根本的に向いていない可能性が高いと考えています。
したがって、労働力商品の価値を高めて、転職市場での評価を高めるという点でも投資しにくいということになります。
では、稼ぐ力において何を頑張るのかと言えば、やはり、複業ということになるでしょう。
複業といってもいろんな種類の複業がありますができる限りストック収入型の複業にしたいところです。
何故なら、フロー収入を複業にしてしまうと自分の労働時間をかなり犠牲にすることが常態化してしまうことからそれだけは避けるべきだと考えているからです。
もっとも、ストック収入といっても、作るのは簡単ではありませんし、一から自分が作る場合は結局自分の労働時間を使わざるを得ないという側面があります。
したがって、私が考えたのは、ストック収入をゼロから自分で作るのではなく、他人が作ってある程度軌道に乗ったストック収入を買収してしまおうということです。
こうすれば、元手さえあれば、産みの苦しみを自分が受けることなく、他人の労働時間に頼ることが可能になります。
これは、事業において、お金で時間を買う方法です。
こうすることによって、すでに軌道に乗った事業を触ることによって学ぶこともありますし、しかも自分で付加価値を付与することにより事業価値を高めることも可能ですし、それが仮に失敗しても、すでに事業が軌道になっている以上、すぐに投下資本を回収できるため、最終的に私に損はありません。
このような形で、すでに軌道に乗った事業を買収してしまうことによって、他人の労働時間を買いとり、しかも、自分の稼ぐ力、人的資本も向上させようという戦略です。苦労が比較的少ない分、ある意味これが最も初心者向けではないかと考えています。