最近は、好きなことで稼いでいく、ということが流行っているようです。
できることならば、苦行に満ちた労働の対価として賃金を得るのではなく、好きなことをしながら稼ぎたいというのは非常に共感します。
もっとも、私の場合、その好きなことの中身というのは、純粋に遊ぶことなのか?と言われるとやや疑問があります。
ダラダラしていてもお金が入ってくるタイプの不労所得は確かに魅力的ではあるのですが、しかし、私の場合は、それだけで生活できるようになっても正直つまらないと感じやすいタイプだと思っています。
どちらかと言えば、自分にとって学ぶことを通して、「とても勉強になった!」と感じつつ、しかし、同時にお金ももらえるというタイプの稼ぎ方の方が私にとって好みだと思っています。
これは、「学びながら稼ぐ」といったイメージです。
確かに、①学費免除されていたり、給付型の奨学金をもらえる場合も似たようなものではないか、と感じるかもしれません。
しかし、学費免除や給付型の奨学金をもらった経験のある私としては、「それは、何か違う」と感じてしまいます。
給付型の奨学金はどちらかというと、もらう人の将来性などに着目し、その人の過去の実績などに応じて払われるという性質の方が強いと感じています。
要は、今後の受給者から将来的に回収するために先行投資をしているといった意味合いの方が強いのではないかと感じるのです。
それは何かが違う、と感じてしまうのです。
他の考え方として、②既に不労所得を得ている人が大学生や大学院生になるパターンもあると思います。
このような人は、学生の期間中にバイトなどをする必要が無いので、それはそれで幸せなことではあるとは思いつつ、しかし、何かが違う、とも感じてしまうのです。
大学にも行っているが、しかし、稼いでもいる、という状況が一番しっくりくるのです。
他のパターンだと③本業の仕事の合間に大学で学んでもいる、いわゆる社会人学生というのもあり得ますね。
この場合は確かに、本業の仕事の収入もあるでしょう、しかし、時間的制約の有無が少し変わっただけで、既に不労所得を得ている人が学生になったパターンとあまり変わっていないという感覚があります。
学びながら稼ぐ、という意味合いと言うよりはたまたま色々と他のことにおいて恵まれている人が学んでいるだけ、という見え方になります。
じゃあ、どういう意味なのか、と考えてみると、例えば、④学びながら作成された物や経験を文章にした物が商品としても売れた、だとか、⑤自分も学びながら仲間からもお金をもらえるようになる、とか、そういった状況を望んでいるのかもしれません。
④の場合は、例えば、ソフトウェア開発のための授業で実際にソフトウェアを開発し、授業後にそれを売ってみたところ、見事に売れたみたいなことを想定しています。
他には、授業で学んだことやそれに対する感想などをnoteなどにまとめておいて、それを対外的に売ることなども考えられるでしょうか。
⑤の場合は、どちらかというと自分で勉強会のようなものを主催してしまうという形に近いと思っています。●●塾みたいなものも最近はありますよね。
④のシチュエーションの場合は、大学や大学院に行く意味は大いにあるのかもしれませんが、⑤の場合は極論いつでもやろうと思えば可能かもしれません。
したがって、以上のように①から⑤までを差し当たり考えてみたのですが、
理想としては、
「②既に経済的自由を達成しており、不労所得で十分生活できる盤石な状態ではあるものの、③しかし本業は続けており、ちゃっかり勤め先から給与所得はしっかりともらっている状態で、しかも、①学費免除をゲットした上でさらに給付型奨学金も手に入れている状態で、④大学で学んでいる内容によって自分で作成したものをそのまま商品化して売って稼いだり、大学における学びや経験をnoteなどに纏めてそれを売って稼いだりしながらも、⑤授業時間外では自分でも勉強会を別途開催することによってその参加者から参加料も徴収して稼いでいる状態を維持しながら好きな学びを続けること」
を私は求めているのかもしれませんね。
これは極めてわがままな発想だと言わざるを得ないと感じますが、
しかし、このレベルで理想を実現できるのであれば、大学に行って学ぶのもアリかもしれないと思えてきます。
もしかしたら、こんな状態を実現できるのかもしれないと妄想してワクワクしています。
ただの願望に過ぎないと言われればそれまでですが、このような願望を時折整理してみると今後自分が目指すべき具体的な目標も一緒に出てきやすくなるため非常におすすめです。
一旦、常識という固定観念を取り払って、理想を考えてみる癖を付けるようになれると、新しい道も開けてきそうです。
この調子で、海外留学のことも考えてみると、これに加えて⑥現地に行く場合は、現地での滞在費をなるべく安くしたい、というのも追加できそうですね。アメリカなどは場所にも依りますが恐ろしく家賃が高いと聞きますから、なるべく手持ち資金を減らさない形にしたいところです。
これらの理想を叶える方法がどこかにあるのではないか、と考えながら情報収集などを続けていきたいです。