日本人はネガティブな気持ちになりやすいと聞くことがあります。
ネガティブな気持ちになってしまう最大の原因は
漠然とした将来への不安
があるからではないでしょうか?
これは特に若い人ほど、真面目に自分の将来を考えている人ほど抱えやすい問題です。
特に人生経験が少ないタイミングだと
「もし、○○が起こってしまったらどうしよう」
といった形でまだ何も現実には起こっていないのにもかかわらず、
「なんだか不安だな」
「なんだか嫌だな」
といった気持ちになりやすいものです。
例えば、数学に対して強い苦手意識を持っている人が
「来週数学のテストがあるよ」
と言われると、
「えぇ……」
と思わず眉を顰め、
実際にテストが行われるまでに強い不安感や「嫌だな」と感じてしまい、気分が落ち込んでしまうということがよくあるそうです。
しかし、このような人も実際に数学のテストを解いている最中には特に事前に感じていたほどの不安感などを感じることはほとんどないそうです。
そして、
「実際の数学のテストはこんな感じだったのか」
という経験が一つ身に付くようになります。
相変わらず、数学に対して苦手意識があったとしても、
「実際には、こんな感じか」
という実感が少しでもあると、
どの程度の姿勢で今後の数学のテストという物に対して臨むべきかわかってくるため、
以前のような
漠然とした将来への数学のテストへの不安
という強いネガティブな気持ちは抱きにくくなります。
若い人はどうしても将来に対して不安を覚えがちです。
これは一般的な現象であり、未知の領域や責任の重さに対して心理的なプレッシャーや不安を感じることがあります。
しかし、経験を積む過程で不安感が減少し、精神的に安定してくることがあります。
大変な経験とは、人生の困難や試練、挫折、失敗などのことを指します。これらの経験を通じて、若い人は現実の厳しさや自身の能力や強さを知ることができます。困難に立ち向かい、克服する過程で自信がつき、自己成長を遂げることができます。
経験を積むことで、若い人は不安感を解消するための有益なスキルや知識を獲得します。過去の困難な経験から学んだり、失敗を通じて改善点を見つけたりすることで、将来の課題や挑戦に対してより自信を持つことができます。経験が増えるにつれて、若い人は将来に対して前向きな姿勢を持ち、自身の能力や可能性に対してより良い評価をするようになるでしょう。
また、大変な経験を通じて苦難を乗り越えることで、自己信頼感や内面の強さが養われます。
こうして経験を積めば積むほど精神面が安定してくるのです。
困難な状況に直面し、それを乗り越えることで得られる達成感や成果は、精神的な安定感をもたらします。
特に、若い人は将来への漠然とした不安からネガティブな気持ちになりやすいのですが、経験を通じて自分自身に対してよりポジティブなイメージを持ち、自己肯定感を高めることができるでしょう。