熱中症が深刻な季節になってきました。
以前からも、
「今後の夏場は熱中症になりやすそう」
と考えて色々と対策を考えてきました。
その中でふと気づいたのは、
私の中で「熱中症が一番危ない季節=8月」という固定観念があるのではないか?
ということでした。
夏本番と言えば、どうしても、8月のイメージだからです。
実際に、
熱中症で救急搬送をされている数が多いのはいつなのか?
と調べてみると、
例えば、総務省消防庁などが以下のようなデータを出しています。
https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/items/r4/heatstroke_geppou_202205-09.pdf
このような資料を見るとわかるとおり、
8月がもっとも多い年もあるが、実は7月に救急搬送数が激増しやすい傾向にある
ということがわかります。
おそらく年に取って冷夏などもあるため、数字は変わり得るのでしょうが、
少なくとも
7月に入ったら本格的に熱中症に気を付けた方が良さそうだ
という所感は得られます。
一番暑い時期=8月というイメージを持っていると、
「熱中症も8月に一番なりやすいのでは?」
と反射的に考えがちですが、
データを見る限り、実はそうでもない、ということがわかります。
「まだ7月だし」と油断していて、「熱いなー」と思っていたらいつのまにか……というパターンも多いのではないでしょうか。
私の中で「熱中症が一番危ない季節=8月」という固定観念があるのではないか?
とふと思い立ったので改めて調べてみましたが、
やはり事実を調べてみることは重要だということがよくわかりました。
昔の知恵や常識というものはいつまでも通用しません。環境は変わり得るものです。
「最近はどんな調子なのだろうか?」
と定期的に調べてみることが重要ですね。
もしかしたら、昔は「これは微妙だな」と感じていたものもいつのまにか改善されている可能性があります。