運が良い人を見ると、
「羨ましい」
と感じるものです。
しかし、そのような人を見ていると、
実は、常に運に恵まれているわけではない
ということに気付くことでしょう。
もちろん、
「毎日宝くじに当たった!」
という人もいるかもしれませんが、そんな人は本当に稀です。
「あの人はこの前も当てたな」
と感じた数か月後に
「また当たった!」
といった報告が入るなどといったように、気が付いたら、「え?また?」というパターンが多いです。
大きなあたりを引くことができるタイミングというのは実はまばらであり、コンスタントに彼らが運の良さによって成果を上げているわけではないのですね。
運の良さというのは、実際のところ大きな波が存在します。
例えば、株式投資などを思い浮かべてみると良いでしょう。
2020年にはあまり伸びなかったのに、2021年には大幅に伸びた、
とか
2022年には全体的にあまり伸びなかったのに、2023年には爆発的に伸びた、
という場合もあるのです。
ちなみに、上記は私の実体験です。
その時々によって、
イージーに勝てるときと、
頑張ってもなかなか勝てない時、
というのがあるのです。
まさに結果が運によって大きく左右されるのです。
そして、
「あまりツイてなさそうだな」
と感じた時には敢えてその分野に力を入れないということも大事になってきます。
運が良い投資家でも、市場が不安定であったり、リスクが高まっていると感じた場合には、一時的に取引を控えることが戦略的となるのです。
様々な投資対象を検討の視野に入れていると、
「今は株式投資に力を入れた方が良いだろう」
とか
「今は本業や仕事に力を入れた方がいいだろう」
とか
「今は人間関係面に力を入れた方がいいだろう」
という形で、
それぞれのジャンルごとの波
を意識することができるようになってきます。
これによって、
敢えて力を入れていなかった分野であっても、
待ち続けている(敢えて何もしない)だけで勝ってしまう
という現象すら起こすことが可能です。
時には、相手が不機嫌な状態であると感じたり、プロジェクトがトラブルに直面していると感じた場合には、積極的なアプローチを控えることが、トラブルを避けるために賢明である場合があります。
そのような場合、積極的なアプローチをしていない期間を置くだけでいつの間にかトラブルがおさまっていたという場合があるため、そのようなタイミングで再び積極的にアプローチをすることも大事になってきます。
このように、あらゆるジャンルにおいて、運が良い人でも「ツイてなさそうだな」と感じた時には敢えて行動していない場合が多いです。
これは、運が良い人でも、慎重さや適切なタイミングを見極める能力が重要であることを示しています。
要するに、状況に応じて適正なリスクを取ることができるようになることが重要です。
運が良い人でも、無駄なリスクを冒すことなく、成功を維持し続けるために、状況判断や行動のタイミングを見極める能力が必要なのですね。