どんなジャンルでもそうですが、
いわゆる、
恵まれていない人
や
弱者
と言える人であればあるほど、
戦略を立てる
必要があります。
時間もあって、お金もあって、才能もあって……
という風に、
どう見ても恵まれている人
以外は
戦略的に動かないとどのようなジャンルでも、なかなか勝てないようになっています。
そして、この戦略というのは、ざっくり言えば、
大事なことに労力などのリソースを集中させ、それ以外のことにリソースを分散させない
ということが重要になってきます。
「何を最大化し、何を最小化するか」
と考えることは、
どこかの部分では、一旦敗北してしまうことを受け入れる
ということを意味します。
例えば、テストにおいて、
国語、数学、英語、理科、社会
といった教科があるとして、テストに向けた対策をしないといけない場合、
「でも、勉強時間とかがどう見ても足りない」
となった場合に、
「とにかく今からは国語の点数を上げることに注力しよう」
といった方針を決めた場合、
同時に、数学、英語、理科、社会に勉強時間を費やすことを放棄し、その部分において敗北してしまう可能性を受け入れる必要があります。
もしも、
数学、英語、理科、社会において赤点を取ってしまい、一度敗北したとしても、
次のテストのタイミングで国語以外のどれかの教科に改めて注力することも可能ですし、
国語の満点が青天井であれば、それに注力すればよい、という場合もあるのですね。
テストにおける、国語、数学、英語、理科、社会
といった教科を見ると、
「どの教科でもある程度点数を取りたいな」
と考えてしまいますが、中途半端な勉強計画を立ててしまうと、
結局、
どの教科もパッとしない結果
といった状況に陥る危険性があります。
戦略を立てる場合には、
あなたにとって最も大事なこと以外は一旦敗北を受け入れる必要がある
ため、
「どうして、それでも良い、構わないと言えるのか」
を説明できるようにしておくことが重要でしょう。
これができていないと、心の準備、覚悟が決まっていないため、
「やっぱりこの方法は止めた方が良かったのでは?」
と
迷いや不安が押し寄せてきて集中力を欠き、結果がなかなか出ない、ということになりかねないのです。
あなたにとって最も大事なこと以外は一旦敗北を受け入れる必要がある
のですね。