去年あたりからそうですが、金利が今後どのように推移していくのかは注目されていますね。
それに伴い、いわゆる
35年ローン
というものについても、様々な金融機関が提供する商品がどのように変化し得るのかは気になりますね。
と同時に、
「35年後というのはなかなかイメージしにくい」
ということも考えます。
最近は様々な未来予測に関する書籍が売れているようですが、
未来予測というのは時間的に遠ければ遠いほど当たりにくくなるので、
35年後の世界がどのようになっているのかはまだまだわからないことが多いです。
とはいえ、そのような中にあっても、
「この人は35年後にはこの世にいないかもしれない……」
と考えることがあります。
例えば、今の若者から見る親世代の方は50代~70代辺りが多いと思われますが、
彼らの中で、35年後にも生きている人はそこまで多くはないと思われます。
目の前にいる人を見て、
「この人は35年後にはこの世にいないかもしれない……」
と考えるのはやや不謹慎な気もしますが、
しかし、現実的に亡くなってしまうという場合も多いでしょう。
可能性の問題としては自分自身(若者)も35年後にこの世にいるのかもわかりませんが、
50代~70代辺りになってくるといよいよ現実的なものとして考える必要が出てくることでしょう。
そのようなことを考えざるを得ないのは、やはり金融機関とやり取りをしている際に感じます。
というのも、
彼らは35年などの長期のローンを組む場合には、
借入人(若者)の親世代(50代~70代辺り)の人間は今から35年後にはおそらく亡くなっている
という前提で、
「借入人の推定相続人として一体誰が現実的に存在するのか?」
「借入人に何かがあったら貸付金をどうやって回収するのか?」
という話をしてくるからです。
普段は意識しないことではありますが、
そのような前提で話をされると、
現状維持というのはあり得ない
諸行無常
ということもまた自覚させられます。
35年後にはこの世からいなくなっている人たち
というのは確かに存在するのですね。
このように、時折、長い時間軸で物を考える機会があると、
「長いスパンでこれからどうするべきなのか?」
ということを考えるいい機会になります。
35年後にはこの世からいなくなっている人たち
というのは確かに存在するのです。