何かの物事をチェックする際に、
チェックリスト
なるものを利用する人は多いのではないでしょうか?
例えば、
チェックボックスに上から該当するかひたすらチェックする
という作業によって、
チェック作業を行っていることでしょう。
このような方法を使えば、通常、チェック作業は滞りなく進むことでしょう。
しかし、
「このチェックリストはそもそも妥当なものなのか?」
ということを考えることが重要になる場面というのも一方では存在します。
それは、
既存の枠組みでは問題が解決しない場合
がこれに当たります。
チェックリストは過去のどこかのタイミングで誰かが、
「この条件を満たせば正しい」
と判断した結果が反映されているものですが、
時代の変化とともに、
そもそもそのチェックリストが通用しなくなる
という場合もあるのですね。
そのような時こそ、
既存の「チェックリスト」を疑う
ということができる人が重要になってきます。
特に勤め人の場合は、
如何にチェックリストを正確に速く使うことができるのか?
という評価基準によって評価されがちですが、
そもそもチェックリストの内容が妥当なものなのか、というのは問題視される機会が少ないということには注意する必要があります。
これは日常生活でも言えることですね。
例えば、引っ越しの条件として、多くの人の頭の中では、
①間取りはこんな感じ、
②駅からの距離はこんな感じ、
③必要な設備はこんな感じ、
と事前におおよその基準が決まっていたりしますが、
この基準がいつの間にか妥当なものではなくなることがあります。
例えば、今まで出社は絶対にしなければならないという人がリモートワークのみで仕事ができるようになることで引っ越しの既存の基準の多くは再考を余儀なくされます。
そのようなときに、いち早く、
「この基準はそもそも見直すべきなのではないか?」
と思い立ち、検討する人はこれからの時代の変化に強いと言えるでしょう。
このような、
既存の「チェックリスト」を疑う
という試みはなかなか普段から意識していないとできないことではありますが、
ふと、時間を取って、考えてみると、
難問を抱えていても、思わぬ突破口を開くことが可能になります。