人生においては、
調子が良いとき
もあれば、
調子が悪いとき
もあります。
それぞれの状態との時にどのような振る舞いをするべきか、どのような精神で行くのか、によって長期的に見て安定的な状態を保てるかどうかが決まってきます。
例えば、
調子が良くて自慢したくなってしまう時
というのは非常に試されていると言えるでしょう。
人によっては些細な言動が受け手にとって「自慢話?」と捉えられてしまうこともあると思いますが、
そのような無意識の言動に対しては対策が限界があるとしても、
いわゆる承認欲求といいますか、
「この話を誰かに殊更にしたい」
といった気持ちが芽生えてきたら非常に要注意だと考えています。
そういう時は、
「単に良いことがあっただけでは飽き足らず、特定の他人から認められたり、称賛されたい」
といった気持ちがかなり強くなっていると言えるため、
ある意味心の状態としては貧しいとも言えるでしょう。
そのような心の貧しさを満たしたいがために誰かに自慢話をしたくなってしまうというのはそれだけであまりよくない状況であるというのは客観的に見て取れるかもしれません。
そして、実際にそのまま誰かに対して殊更に自慢話をしてしまうと、後の展開において、具体的には「調子が悪くなってしまった時」にさらに良くない状態に陥る危険性があるためこれは気を付けた方がいいでしょう。
もともと、仲が良い人に自慢話をされてもそこまで不快には感じないかもしれませんが、中途半端な人物に自慢話をしすぎてしまうと、印象が悪くなることから、調子が良いときには何も起こらないかもしれませんが、調子が悪い時に助けてもらえなくなるというリスクが高まるのですね。
「今は、調子が良いけれど、いつか調子が悪いときが必ず来る」
といった認識があるかどうかで、
調子が良いときの振る舞い
というのは大きく変わります。
自慢話をついついしたくなってしまう人は、
「今の調子が永遠に続いてくれるだろう」
とどこかで考えてしまう傾向にあります。
調子が悪い時が来ることを頭の中で想定できないのですね。
逆に、調子が悪いときがいつか来ることがわかっている人は、
「いや、今は別に自慢話とかしない方がいいな」
と冷静に考えることが可能になります。
自慢話をしたくなるときほど人は試されています。
調子のよい時と、調子の悪いときが人生にはある、
それを意識できるようになることが重要でしょう。