今から1年か2年ほど前のことでしょうか。
外資系の企業に転職することによって日本企業にいるよりも高い給与をもらい、高い年収を実現する勤め人が増えていました。
最近でも、
「年収5000万円はいけます、青天井です」
といったタイプの求人をチラホラ目にすることはあります。
しかし、このような企業が皆が皆良いところとは限らないことには注意が必要です。
そもそも、
「年収は青天井です」
というところは、
「成果が出なければ事実上クビ」
というのと表裏一体のところも多く、
それだけのリスクを負うのであれば、自分で起業したり、独立開業した方がマシな場合も結構あったりします。
また、外資系企業で日本進出を行っている場合、特に高いオファーを出すようなところは、
「良さそうな日本人を雇い入れて、ほぼすべてやってもらおう」
というところもあったりするため、責任はそれなりに重い場合も多いです。
その割に、
「本社の言うことは絶対」
というところもあるので、
そこまで裁量の幅は大きくはない、というパターンもあります。
高い年収を実際にもらうことはできるかもしれませんが、そこで何年も身を埋めるといったことは意外と多くはありません。
「一度そのような企業で働いてみたかった」
という人はおススメできるかもしれません。
また、
「高いオファーをもらったことを他者との交渉材料にしたい」
という人にもおススメできるでしょう。
外資系企業で勤めることについては過度な期待は禁物ですが、人生の中の一つのイベントとしてとらえてできるところまで頑張るのは良いことだと思います。
もっとも、良い企業なのかは本当にピンキリで、判断材料も乏しいため、
高収入の外資系企業のポジションがすべて良いとは限らない
という認識で人生経験だと思って挑戦してみるのが良いかもしれませんね。