人間が不幸を感じざるを得ない状況といえば、典型的には、
病気になってしまった時
が挙げられるでしょう。
「貯金が少ない気がする」
といったお金の不安なども同時に進行する場合もありますが、
自殺の理由第1位に上がるのが健康問題であることもあってか、
やはり、
「病気になってしまった」
とか
「体が思ったように動かない」
という状態は想像しているよりもつらいものです。
病気によってその進行のスピードは違いがあるようですが、
例えば、
「ある程度のところまで癌が進行したと思ったら加速度的に容体が悪化しそのまま死亡した」
という話も聞きます。
すなわち、
病気がある程度進行してしまうと、転がるように悪化していく
ということでしょう。
これは、本人による
「あ、もう自分はダメなのかもしれない」
とか
「死期を悟った」
という心理状態も大きく影響するでしょうし、
「入院の日々が続き、金銭的な余裕がなくなってきた」
「働けないので収入がない」
とか
「ずっと、入院の日々が続いていること自体しんどくなってきた」
といった状況からくる不安、絶望もあるかもしれません。
悪い状態はある程度ならば「まだ大丈夫」と思いがちですが、対策を怠ったままだとある時点から加速的に状況は悪化します。
このように状況が悪化すると対処がどんどん難しいので要注意です。
これは、お金の問題などでも一緒でしょう。
ちょっと経済的状況が悪くなってしまっただけであればすぐに立て直すことが可能かもしれません。
しかし、そこからどんどんと例えばストレス解消のために浪費が加速するとなかなか止まるところを知らないという状態になってしまって、そこから立て直すのに時間がかかることがあります。
状況が悪化する前になんとか立て直すことは非常に重要になります。
病気のように、ある程度状況が悪化する前に何とか踏みとどまることは非常に重要になるでしょう。
特に、お金の場合は、
「経済状況が悪化すると人は頭が悪くなりやすい」
という話もあるくらいなので気を付けたいところです。