様々な人から相談を受けていると、
「この人は今後も伸びやすいな」
と感じる人と、
「伸び悩んでいるのかな」
と感じる人とで大きく分かれる印象があります。
例えば、何か他人にアドバイスを受けた場合に、
「参考にします」
とだけ答える人がいます。
このような人は、数年後に会った時にもあまり状況に進展がないことが多いです。
具体的には、
「何か行動しているようで行動していない」
という類型の人が多く、
また、アドバイスされた内容と違うことをやっている人もいたりします。
一方、伸びやすい人というのは一味違います。
例えば、おススメの本を紹介した時などに、すぐにポチっとアマゾンでその本を購入をしたり、セミナーの申し込みなどであればすぐに申し込みをしていたりします。
そう、彼らは、
具体的な行動に移すのがとにかく早い
のです。
その一方で、
「参考にします」
とだけ答える人は、
何か熟考をしているようで、実際には具体的な行動を起こすのが一足遅くなりがちです。
多くの場合、一足遅くなるどころか、
「いつの間にか忘れていた」
となるパターンも。
伸びる人というのは、とにかく、具体的な行動と、行動から得られたフィードバックという新規の情報を得るのが早く、それゆえに試行錯誤を重ねてどんどん伸びていきます。
これは、一言で言えば、行動力の格差ともいえる現象なのですが、
それが如実に表れるのが、アドバイスされた際の
「参考にします」
という言葉なのですね。
具体的な行動に移す人の場合は、
「やってみます」
「試してみます」
「早速やってみました」
「それはもうやってみましたが、微妙でした」
といった反応が多いです。
多くの物事は単に他人のアドバイスを参考にして、頭の中でひたすら熟考するだけでは解決に近づきません。
具体的な行動を積み重ねることによって人は伸びていくのですね。