人間の行動において、
「無意識下の行為」
というのが一番多いらしいです。
例えば、
朝起きたらなんとなくスマホを手を伸ばして特定のアプリを開く
といった行為や
朝起きたらすぐにシャワーを浴びる
といった行為や
朝起きたらすぐに歯を磨く
といった行為等、
特に意識していないものの、
「習慣化していたのでなんとなくやってしまった」
「いつの間にかやっていた」
という行為というのは案外多いものです。
そのような行為は無意識のうちに、まさに
「いつの間にか」
行っているので、
その行為がそもそも何のために行われているのか、
その行為にどれほどの時間が費やされているのか、
といった点をなかなか自覚しにくいことが特徴です。
これは他の例で言えば、
「いつの間にかいつも使っていた靴を使用していた」
「いつの間にかいつも使っていたコンビニに吸い寄せられていくように入っていた」
といった行為等もあります。
このような行為の中には、良習慣と呼べるような、良い行為もあるものの、客観的に見ると、
「惰性」
と言えるようなものでしかないものも中にはあるでしょう。
そのような
「ついつい惰性でやっていたけれども、冷静に考えるとなぜこんな行為をしていたのかわからない」
ということに気付くことができれば、
それはあなたの人生の改善の糸口になります。
多くの人は、人生を変えようとする場合に、
「何か新しいことをやらなくては!」
と意気込むことが多いのですが、
何か新しいことに取り組むためには多くの場合、時間が必要になります。
そして、時間は有限であるため、他の行為を捨てることなしに、新しい行為を続けることはそもそも困難であることが多いのです。
そして、この捨てるべき行為の中には
「いつの間にかやってしまっていた」
という行為が含まれていることが多くあります。
それゆえに、
「これはもはや惰性でやっていたに過ぎなかった」
「これは無意味な行為だったからもうやめよう」
と自分自身の「惰性」に気付くことができればできるほど、そこから人生の改善の糸口をつかみやすくなります。
自分の人生をより理想に近づけるためには、このように自分自身の「惰性」に如何に気づくことができるかが重要になってくるのです。