勤め人たちが
「就職しよう」
だとか
「転職しよう」
などといったことを考えた場合、
「ここの勤め先の福利厚生はどのような感じなのだろうか?」
と気になってしまうことが多いでしょう。
実際に、大企業になればなるほど、福利厚生が充実していることもあって、それに手が届くような人にとっては、
「住宅手当は?」
とか
「通勤手当は?」
といったことが気になってしまうことでしょう。
人によっては、年収よりもこちらの福利厚生の充実具合を気にして就活や転職活動にいそしんでいる場合もあるようです。
このような観点からは、
「福利厚生が充実していればしているほど良い」
と考えるのが通常であって、
「福利厚生が良いのか」「福利厚生が悪いのか」
といった物差しで様々な勤め先を眺めることになると考えられます。
しかし、一方で、
「そもそも、勤め先の福利厚生に頼る気持ちはない」
と考えている人も存在します。
たまたま、存在する福利厚生の恩恵を受けることは別に構わないけれども、それに依存しすぎるのは避けたい、と考えている人たちです。
このような人たちは、
「いつか独立・開業する」
「いつか起業する」
「いつかFIREする」
といった具合に、
「そもそも、人生を勤め先に預ける気がない、勤め先で働く場合はあっても、それに人生を依存したくない」
ということを念頭に入れています。
そして、
「良い福利厚生を用意してくれている勤め先を探すよりも、自分で良い福利厚生を創ってしまおう。その方が長い目で見て安定するだろう。」
ということを考えているのです。
「仕事とは勤め先で働くこと」
という観念を持っている人は、勤め先の福利厚生の良し悪しをついつい考えてしまいますが、
そもそも、勤め先に依存する気がさらさらない人たちというのはあまりそういうことを気にしない、重視しすぎない傾向にあります。
福利厚生一つをとっても、それに対する物の味方というのは様々あるわけです。