どんなに忙しい人であっても、
「あ、一瞬だけ時間空いたな」
と感じることがあるでしょう。
そのような時には、大抵の場合、事前にここに入れられる予定もなく、
「無」
のような感覚を味わうかもしれません。
しかし、そのような一見意味のない「無」の時間であっても、案外やることができることというのはあるものです。
個人的におススメできるのは、
「将来の負債」「将来の債務」
を片付けてしまうことです。
これは、例えば、
「数か月後までに○○をしなければならない」
といった将来においてやらなければならないが、すぐにやる必要はないこと、すなわち、重要ではあるが緊急性のない第2領域と呼ばれる活動に注力することです。
この重要性についてはグラデーションがありますが、
身近なところで言えば、
「日用品のストックがもうすぐ切れそうだから、新しいストックを今のうちに購入しておこう」
といった些細なことであっても意味があります。
日用品というのは特に忘れられやすいため、急に忙しくなってしまって、必要なのに物理的に買えない、といった事態を事前に避けられるか否かは極めて重要です。
また、他の例としては、行政・自治体関係の手続きなどもそうかもしれません。
何かの更新の手続きは数か月の猶予があることがあるため、「今すぐにやる必要はないがそのうちやらなければならない」タイプの手続きが結構あります。
税理士さんに丸投げしていない人の場合は、確定申告などもこれに該当することでしょう。
急に時間ができてしまい、
「無」
の状態になってしまった場合、ついついスマホに手を伸ばしてそのままゲームなどで遊びたくなりますが、
上記にように意外とできることというのは存在します。
上記のような「将来の負債」「将来の債務」を片付けるということは、それはそのまま未来の自分自身を助けることにつながります。
おそらく、未来の自分から「あの時やっておいてくれてありがとう」と感謝されることでしょう。
人助けだと思って、「将来の負債」「将来の債務」を片付けましょう。
それが
「急に暇になってしまった」
と
「無」
の状態を味わっている時に一番充実する時間の使い方となるでしょう。