世の中において、
「完璧に自分の要望通りの物」
が存在することの方が珍しいです。
例えば、
「こんな感じの効用を持つ、値段はこれくらいの商品が欲しいな」
と考えていたとしても、
そのものズバリ!な商品という物はなかなか目の前にやってきません。
「ある程度近い」
「でも、ちょっと違う」
程度の物であれば存在するかもしれません。
もっとも、
「より自分の欲しい物に近い物が欲しい」
と感じる場合には妥協はする必要はないでしょう。
その代わり、
「ちょっと気になる」
という意思表示くらいはしてもよいかもしれません。
例えば、最近の求人サイトの中には、
「応募する」と「気になる」
の2種類の意思表示ができるものがあります。
「応募したい」
というレベルの求人がなくても、
「気になる」
を押すだけで、
「どうして、この人は気になったのか?」
というのを相手側が気にしだすので、それがコミュニケーションのきっかけとなることもあります。
もちろん、あなたが相手に関心を持ってもらえるレベルのものを備える必要がありますが、きっかけを得ること自体は可能でしょう。
そこから、
「概ね興味があるものの、こういう理由で『応募』まではする気になれませんでした」
という具体的な話ができるようになれば、
「なるほどわかりました」
と上手く展開するかもしれませんし、
「今は少し難しいかもしれません」
と返答されるかもしれません。
求人に限らず、
「気になる」
という軽めの意思表示をするだけでコミュニケーションのきっかけを掴める場合があります。
このような小さな意思表示というのが意外と重要なので、意識してみることが重要でしょう。