想定していなかった支出をしなければならない時というのがあります。
その中の一つに、
固定資産税
などの資産を保有しているだけでかかる税金というものがあります。
夢のマイホームを買ったと思ったら、
「えっ、固定資産税って高くない!?????」
と愕然としたことがある人もいるでしょう。
苦労してお金を支払ってマイホームを購入したという感覚の人にとっては、
「えっ、持っているだけで?またお金払うの???どういうこと???なんで???」
と感じてしまう理不尽な瞬間かもしれません。
このように、不動産を代表として、
実は保有しているだけで課税されてしまう資産
というのが存在します。
現在は、格差拡大を防ぐため、という名目で富裕層をターゲットとした資産税の導入も進んでいると言われます。
これらの流れを見ると、
特に、金融商品など、「数字で時価が表されやすい資産」に関しては、将来的に課税が検討されやすい資産であると言えそうです。
一方で、
「なかなかこれに課税することは難しいだろう」
と一般的に言われるものも存在します。
例えば、
容姿の良さ
知識の多さ
人脈
コミュニケーション能力
資格
健康
時間
などはどれだけ保有していたとしてもなかなか課税されることは難しいでしょう。
「美人税、イケメン税は導入されるべきだ」
という主張も時折見かけますが、容姿の良さそのものに着目して課税することはやはり難しく、そこから派生して生み出された所得に対して課税するという形にならざるを得ません。
特に、有形資産と呼ばれるような形のある資産や市場で売買可能な資産というのは市場価格が把握できる分課税対象になりやすい一方で、形のない物、市場で売買が難しい資産、無形資産は課税対象になりにくいという特徴があります。
どうしても目の見える資産である金融商品や不動産などを得たいと考えてしまいがちですが、
このような課税対象になりにくい資産に全力投資することの方が長い目で見ると重要だったりします。