何か問題や課題に直面した時、その物事を考えるときに意識したいことは、
「どこまで先のことを考えるのか」
という
When
すなわち、
時点の問題です。
例えば、
「これが今日のあなたの課題です」
とポンっと課題を差し出された時、
目の前のことだけを見ている人は、
「取り敢えず、この課題さえ乗り切ればよい」
と考えて、
取り敢えず、その場では、その課題そのもののみを解決しようとします。
しかし、今日の事のみならず、明日の事、少し先の未来のことも考えられる人は、
「この課題をクリアしたら、次に同じような課題が来た時にはもっと早くクリアできるようにしよう」
と考えて、
ただ、目の前の課題をクリアするのみならず、
類似問題が発生した時にどうするべきか、対応策を考えることでしょう。
例えば、
1+1=
2+1=
といった計算問題が出された時に、
「次は、3+1= という問題が来てもおかしくない」
と考えて、予め、それを想定した対策を打つことが可能なのです。
これに加えて、例えば、
「●年後には、この課題を部下や後輩にもできてもらえるようにするためにはどのような手段で、どのような説明を彼らにするのが望ましいのだろうか。資料とかを残しておいた方が良いのだろうか。」
と未来の状況を考えられる人は、
目の前の課題に対する解決策のみならず、未来において生じる問題をもその時に解決策を見出すことが可能になるのですね。
このようなことが少しずつ積み重なっていくと、段々未来が変わっていきます。
すなわち、
問題が実際に発生する前に何らかの解決策が既に用意されている状態
になっているのです。
急に遠い未来のことまで考えるのは大変ですから、まずは、
明日の事
を考えることが良いでしょう。
明日何が起こることが確定していて、そのために何を準備するべきか、考えるのです。
例えば、
明日は早く起きなければいけない用事がある
のであれば、たとえ、まだ起きていたい気分であっても、
「今日は早めに寝た方が良さそう」
といったことが考えられるわけですね。
少しずつ、視点を未来まで持っていけるようになることが重要です。
これができるようになるたびに、あなたの未来は少しずつ好転していくのです。