人間は暇すぎると、
「何でこんなに暇なのだろう」
と感じ、退屈さを感じてしまって、逆に心地よい気分にはなれないという成立を持っているようです。
普段から、
「忙しい忙しい」
と言っている人にとっては、
「暇すぎて辛い」
と言っている人の心理はイマイチわからない部分があるかもしれません。
しかし、これは、実際に暇な状態になってみると、
「暇すぎて虚無を感じる」
と思うことでしょう。
何かをやっていないと損をしてしまったかのような気分になってしまうのです。
実際のところ、
FIREなどを早期にしてしまっても、しばらくしてから仕事に復帰する人の中には、そのような心理を持つ人もいます。
しかし、同時にFIREに憧れる人の多くが感じているように、
「自由な時間」
「暇な時間」
というものは本来非常に貴重なものです。
具体的には、
「人生、やりたいと感じることが特に見つからないなー」
と感じている人が、
ある日突然、
「ピピピッ」
と神の啓示を受けたように、
「自分のやるべきことはこれだった!」
「自分がやりたいことはこれだった!」
と覚醒することがあります。
そんな時、
「暇な状態」
を維持している人というのは非常に有利です。
何故ならば、
「やりたいことが見つかった気がするけど、忙しいから今すぐにはできない」
という障害がないからですね。
「ここぞ!」
というチャンスが訪れても、
身動きができない状態であれば、そのチャンスを生かすことなどできません。
すべてのチャンスは事前にしっかりと準備をしていた者のみに訪れるのです。
そういう意味で、
「暇な時間を好きなタイミングで如何に得ることができるか」
というのは多くの人にとって重要な課題になることでしょう。
それを得るために経済的自由を目指すことも長い人生の中では大切なことと言えます。