世の中には、様々なタイプの仕事が存在しますが、
その中には、
自分の時間をかけることによって成すことができる仕事
というものが存在し、
かつ、そのような仕事の種類がもっとも多いのではないでしょうか。
一般的にこのようなタイプの仕事による収入は、
労働収入
勤労収入
などと呼ばれることが多いようです。
多くの人はこのようなタイプの仕事を多少なりともしたことがあるのではないでしょうか。
このような働き方というのは、端的に言うと、
「他人の人生のために自分の人生(健康寿命)を削る」
という行為を多かれ少なかれ行っている場合が多いです。
それゆえに、
「どんな他人の人生のためならば頑張れるのか」
「どんな他人の人生のためならば頑張らないのか」
ということを予め頭の中で考えておくということは非常に重要でしょう。
例えば、40年以上、このような労働を続けていたとして、
「結局こんなに働く必要なんて実はなかったのではないか」
という後悔をしている人がチラホラ見受けられますが、
それはやはり、
「自分にとって、これは、自分の人生を削ってまでそれはやりたいことではなかった」
という感覚があるからでしょう。
逆に、
「この人(企業)のためならば頑張りたい」
という思いで一生懸命であれば、
それによって、自分の人生が削られていたとしても、それに対して大きな後悔はないかもしれません。
このように、
「このような他人の人生のためならば自分の人生を削っても構わない」
という基準が明確にあるのとないのとでは、長い目で見て幸福感に大きな影響があるでしょう。
勤め人の場合は、このようなことを考えることは多くはないのかもしれませんが、
例えば、自営業者などになってくると、この辺りはまさに死活問題です。
よくわからない他人の人生のために自分の人生を削りたいと考える人はそう多くはないでしょう。
それゆえに、
「どんな他人ならばよいのか」
「どんな他人ならばダメなのか」
という基準は人生の早い段階である程度頭の中で決めておいた方が良いでしょう。
例えば、私などは、一般的に見るとかなり厳しめの基準を持っている自覚があり、
「このような類型の顧客からの仕事は一切しない、相手にしない」
という基準を持っています。
このような基準を決めておかないと、
私が本当に貢献したい他人に対して、私が力を発揮できる絶対的なキャパシティが減ってしまうからですね。
これによって、仕事量、労働時間の絶対量は減ってしまう可能性はあるかもしれませんが、これに関しては、量よりも質の方が大事な分野になるでしょう。
本当に自分が貢献したい人のために頑張れるようにすることは長い目で見ても極めて重要なことなのです。