人間関係と金の関係は面白いところがあります。
例えば、多くの場合、
「お金をもらうことによって、関わる関係」
というものがあり、
具体的には、
カウンセリング料金を支払うことでカウンセラーと関わる
などといった関係があり得ます。
今勤めている会社においてそのような人間関係がある
という人もいるかもしれませんね。
他にも、
「お金をもらわなくても関わる関係」
もありますね。
友達、恋人、家族
などが該当するでしょうか。
上記2つはいずれにせよ、他人と関わる関係を維持することが可能です。
しかし、これに加えて、
「お金をもらっても関わりたくない」
と思われてしまうパターンもあり、この場合は、他人との関わりが無くなってしまいます。
具体的には、
特定のお店から出禁を喰らう
といったパターンが考えられます。
これは、
たとえお金をもらえたとしても、金輪際関わりたくない
と思われているので、
近寄らないことが謝罪
になりますね。
「お金をもらうことによって、関わる関係」
も
「お金をもらわなくても関わる関係」
もあれば、社会生活をある程度送ることが可能です。
しかし、
「お金をもらっても関わりたくない」
と思われている人はたとえお金持ちの人であっても幸せになることは難しいでしょう。
それどころか、生存が危ぶまれる危険性すらあります。
世の中の不幸の多くはお金を使って解決することが可能ですが、
「お金をもらっても関わりたくない」
と思われてしまうと、このようなお金という汎用性の高いツールすら通用しなくなってしまいます。
もちろん、このように思われてしまうか、そうではないかは、それぞれのシチュエーションにもよりますが、
「お金をもらわなくても関わる関係」
が欠乏している人、
例えば、
いつの間にか友人ができなかった
いつの間にか恋人ができなかった
いつの間にか家族にも見捨てられた
といった人は、素の状態では他人におそらく好感を持たれていないため、そのまま放置すると、
「お金をもらうことによって、関わる関係」→「お金をもらっても関わりたくない」
に変化してしまっても、それに気づくことができず、人間関係面で、後戻りのできない状態に陥ってしまう危険性があります。
「お金をもらっても関わりたくない」
と思われることは、その後の生存においても死活問題になることもあります。
最近は、
カスハラ
という言葉もあって、顧客の立場であっても、店員になんでも間でも要求できるわけではないという考え方が日本でも広まってきました。
「お金をもらっても関わりたくない」
と思われることは、カスハラを既に行っている可能性があるため、十分に気を付ける必要があります。
単に、お金持ちになったからと言って、それですべての不幸を回避できるとは限りません。
「お金をもらっても関わりたくない」
と思われるような人物になっていないか、時折自分を顧みることも重要です。