人の成長やそのレベルを推し量る際に、
「当たり前の感覚」
がどこにあるのかを見ることが重要になってくるでしょう。
例えば、
「毎朝10キロメートル走ってから一日が始まる」
という感覚が「当たり前」の人もいれば、
「毎朝筋トレをすることが当たり前」
といった感覚を持っている人などもおり、
何がその人にとっての「当たり前」なのか、ということを探っていくと、
その人の力量をある程度推認することが可能です。
一方で、このような「当たり前」の感覚ですが、
多くの場合、その人の「仲間」ともいえる存在も同じような感覚を共有していることが多いでしょう。
例えば、
「毎月100万円ずつ投資を行うことが当たり前」
という感覚の人は、
「自分の友達も同じようなことを当然のようにやっている」
というパターンが多いですし、
実際に、そのような感覚を持つ人が身近に5人もいれば、
「やっていないほうがむしろおかしい」
という感覚になります。
逆に、
「自分一人だけが○○をやっている」
という場合、
「当たり前」
とまで感じることはちょっと難しいでしょう。
どこかで
「自分は特別に○○やっているけれど、周りはそうではない」
という感覚が残っているからです。
身近な5人のレベルがその人を示しているということはよく言われますが、
「当たり前」の感覚
を仲間と共有できているのか、できていないのか、というのは非常に重要になります。
昔は、このような「当たり前」を共有できる人を探すのに苦労しやすかったのですが、
今では、インターネットを使えば繋がっていくことが可能です。
もちろん、相手からも自分は見られているわけですから、
基本的に同じレベルの人同士でしかつながりにくいという部分はあるのですが、
レベルがもともと同じながらすぐに出会うことも可能であり、
「当たり前」の感覚
というのは、そのような仲間によってさらに強化されていくことになります。
こうして切磋琢磨の関係もつくられていくことでしょう。