生きている側の人間としては、
「自分が亡くなったらもう終わり」
という感覚を抱きやすいものの、
実際には、その後も世の中は普通に動いていきます。
世の中にいる人間の数は多く、
自分一人よりも、彼らによって少しずつ世の中は動いていくのかもしれません。
例えば、
かつて、2年前に訪れた店をもう一度訪れると、
何か商品の内容が変わっていたり、
決済方法が変わっていたり、
といった進歩がみられることがあります。
久しく訪れた時にそのような進歩がみられると、
「単に待つだけでも世の中は進歩していく」
ということを感じます。
その動きは確かに急激ではないことが多いのですが、
「いつのまにか」
変わっていたりします。
そのため、何らかの理由で、
「今の世の中に対してネガティブなイメージを持っている」
という心境であっても、
単に月日を待つだけで、改善がみられる可能性があるのです。
ちょうど先日、iPhoneなどの新機種が発表されたりもしました。
あれも、ほとんどの人はその製造自体には関わっていないのですが、
いつのまにか、改善された製品が出てくるのを楽しみにしていることでしょう。
「あと1年後には新商品が出るかもしれない」
と改善を望みつつ、単に待っている人もいるでしょう。
このような些細なことであっても、
「単に待っているだけでも世の中は進歩は進歩していく」
と感じさせることがあるのですね。
人生における多くの困難は自分の力だけでは突破できないことも多いのですが、
待つことさえできれば改善されることもあるというのは、気持ちを穏やかにしてくれるでしょう。