【第１５１３号】本当に美味しい話は、普段から仲良くしているわけではない人から来る

リフレーミング

2024.11.17

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仕事や人生におけるチャンスに関しては、時折不思議な現象が起きます。

というのは、普通の場合、

「一生懸命仕事を頑張っていたら、勤め先の上司から認められて昇進した」

などといったことが起きますが、

逆に言えば、それ以上の期待を超えるようなことは起きないことがほとんどです。

その一方で、

「あの時、一瞬あの人と話したけれど、それ以降大した連絡をしていないな」

「連絡先には残っているけれど、この人誰だっけ？」

と感じた人から来た案件こそが、

「美味しい案件」

だったり、

「人生を大きく変えるきっかけ」

を与えてくれることがあるのです。

なぜ、普段から親しくしている人よりも、意外な人物から大きなチャンスが訪れることが多いのでしょうか？

1. 情報の多様性:

異なる視点: 普段から交流している人々は、あなたと似たような価値観や情報を持っている可能性が高く、同じような情報源にアクセスしていることが多いです。一方、普段から交流のない人々は、全く異なる業界やバックグラウンドを持っているため、あなたにはないユニークな情報や視点を持っている可能性があります。
新たなネットワーク: 異なる業界の人々とつながることで、あなたのネットワークを拡大し、新たなビジネスチャンスや固定観念から解放してくれるようなアイデアに触れることができます。

2. 客観的な評価:

公平な目: 普段から交流している人々は、あなたのことをよく知っているため、客観的な評価が難しい場合があります。代表的なのは、普段の付き合いから生じた上下関係でしょう。「俺の方が年次が上だから」「あいつは俺よりも後輩だからまだまだだな」「あの人には敵わない」などといった視点で評価やバイアスが固定化されていることがあるのです。一方、普段から交流のない人々は、あなたに対して個人的な感情を抱きにくいため、今のあなたの姿を見て、より客観的な評価をしてくれる可能性があります。
新鮮な視点: あなたのことをよく知らない人からすれば、あなたの仕事やアイデアは新鮮で魅力的に映る場合があります。また、「私は大したことはやっていない」と感じるような仕事であっても、畑違いの人にとってはそれは強大な力のように感じることでしょう。

3. 相乗効果:

互いの成長: 異なるバックグラウンドを持つ人々と交流することで、お互いに刺激を受け、成長することができます。
新たなコラボレーション: 意外な組み合わせによって、新たなアイデアやビジネスモデルが生まれる可能性があります。これによって、新しい企画が立ち上がることもあるのです。

固定観念からの脱却: 普段から交流している人々との関係性の中で、私たちはある種の固定観念を持ってしまうことがあります。しかし、新たな出会いによって、その固定観念を打ち破られ、新しい視点を得ることができます。
潜在能力の開花: 異なる人々との交流を通して、自分の新たな能力や可能性を発見することができます。
モチベーションの向上: 新しい人との出会いによって、モチベーションが向上し、新たな目標に向かって努力するきっかけとなることがあります。

異業種交流会への参加: 異業種交流会は、様々な業界の人々と出会うことができる絶好の機会です。仕事をもらうためだと思っていくと大した成果を挙げられずにがっかりすることも多いですが、長期的には良いつながりになる可能性もあります。
SNSの活用: LinkedInやTwitterなどのSNSを活用して、興味のある分野の人々とつながりましょう。
ボランティア活動: ボランティア活動に参加することで、様々なバックグラウンドを持つ人々と出会うことができます。
セミナーや勉強会への参加: セミナーや勉強会に参加することで、専門知識を持つ人々と交流することができます。
趣味のサークル: 趣味のサークルに参加することで、共通の趣味を持つ人々と交流することができます。