何事もそうですが、締め切りに追われる感覚というのは、凄く嫌だと感じる人が多いのではないでしょうか?
それに、締め切りが近くなってしまえば、なってしまうほどものすごく追い詰められている感覚、焦りや不安感が生まれるわけです。
この不安感によって、むしろ逆境を超えるような力を発揮する人もいますが、
多くの人はそこまで追い詰められたくないと考えているのでないでしょうか。
逆に全然締め切りがまだ来ていないにもかかわらずタスクが終わっているという状態は非常に気持ちが良いものです。
まるで先手を打っているような気持ちになるわけですね。
さらに言えば、先手を打っているがために、不測の事態が生じたとしてもそこから余裕を持って対応することが可能です。
実際に仕事をしてみると、分かりますが、事前に先手を打てているというのは余裕を持って不測の事態に対応できるという意味で非常に大きな安心感をもたらしてくれます。
体感では、先手を打っておいてから不測の事態に対応するのと、先手を打たずに不測の事態を対応するのとではそのストレス具合が全然違います。
後者では一気にストレスレベルが上がってしまって対応するだけでとっても疲れてしまうんですが、前者の場合にはストレスレベルが上がるといってもそこまで上がらず
「あらかじめこれをやっておいて本当に良かった」
という過去の自分に対する感謝の気持ちがまず最初に出てくるわけです。
この過去の自分に対する感謝の気持ちが出てくるというのが地味に大きくて、過去の自分が気合を入れてちょっと背伸びをしたという事実によって、その時点の過去の自分のおかげで現在の自分が助かっているということが地味に自己肯定感を育むわけです。
このように自己肯定感が育んでいくと、どんどん先手打って、先手を打って、先手を打つ、そういうことをやりたくなります。
そして、このように先手を打つとこの度にさらに自己肯定感が高まるため、さらに先手を打って、先手打って、先手を打ちたくなるわけです。
例えば、YouTubeの動画を作成し動画を毎日アップするのを実践している人がいるとします。
YouTubeの動画を作成するというのは地味に大変な作業なので人によっては毎日アップするという目標を掲げていたとしてもそれがうまくできないという人も出てきます。
しかし、そのような人がいる一方でYouTubeの動画を現時点よりも1年間ほど先まで既に作っておいてストックをしているという人が存在するわけです。
考えてみればわかることと思いますが、どちらの人が日常生活に余裕があるでしょうか?
もちろん1年分のストックを用意していた後者の方ですよね。
あらかじめ1年分のストックを作らなければいけないという意味では、確かに特定の日に気合を入れてたくさんのYouTube動画を作成しなければいけないという意味で大変な苦労をしているかもしれません。
人によってはそんな大変なことをするぐらいだったら、毎日少しずつYouTube動画を単純に作ればいいだけじゃないかと感じる人もいるでしょう。
またYouTube動画などを始めとした情報の配信に関しては、タイムリーな情報が重要だったりするジャンルもあったりするので、そのようなジャンルに手をかけている人の場合にはむしろ1年分のストックを作るのは適切ではないかもしれません。
しかし、このような事情がある場合を除いて、余裕のある時に未来のための貯蓄・備蓄をするということが非常に大事だと思います。
そして、お金の話で行くと、貯金というのはまさに、先手を打つための行動だと私は考えています。
もし可能ならば、人生の早い段階で一生分の必要になるお金を貯めることができれば、後は基本的にはお金を優先しないような人生を送ることだって可能になるわけですからね。
もちろんそのようなことをするのは簡単ではないと思います。
しかし、もし可能であれば仕事も資産形成も
先手を打って、先手を打って、さらに先手を打つことで
安心感を得ることによって、次にやりたかったことをしっかりと取り組むことができるようになる、そういった体制を整えるというのは地味に重要なのではないかと私は考えています。