習慣というのは第二の天性とも呼ばれているほど人生に大きな影響を与えるものです。
そのため、良習慣を身に着けることができれば、人生を自然と好転させることができますし、
逆に、悪習慣が身についてしまうと人生をどんどん悪化させていくことができるわけです。
何が良習慣で何が悪習慣なのか、というのは、その人が人生で目指している物が一体何なのかによって左右されるのでこの点は注意が必要ですが、
一般によく言われるのは
良習慣としては、読書をする習慣、早起き習慣、日記を書く習慣、勉強をする習慣、片づけをする習慣、前倒し習慣などがあると思いますし、
悪習慣としては、パチンコ、たばこ、ネット依存、性依存、浪費の習慣、アルコール中毒、
などがあるとおもいます。
大筋の目指すべきところとしては、
悪習慣は絶って
良習慣を身に着ける
という方向性でしょう。
習慣というのはその人の行動の集積でもありますので、一日に行える行動の量が時間で制限されていることを考えると、良習慣を身に着けることがしっかりとできれば、その分悪習慣が淘汰される関係にある傾向にあるようです。
例えば、良習慣として日記をつける習慣を身に着けることを考えた人がいるとして、
そもそも、日記を書くためには、日記の内容を考える時間+日記を実際に書く時間が必要なため、その分の時間を捻出する必要があるのです。
したがって、この習慣を身に着けるためには、今ある他の習慣を捨てざるを得ないわけですね。
この時に、他の良習慣が淘汰されてしまう可能性もありますが、例えばYouTube動画をついつい見てしまう習慣を捨てる可能性があります。
仮に、YouTube動画を見てしまうことがその人にとっての悪習慣だった場合には、
良習慣の導入によって悪習慣を淘汰した
と言えるでしょう。
そして、この良習慣というのはその内容にもよりますが、
それが行動すればするほど人生が好転するタイプの習慣であった場合には、その習慣を強化することによってさらに自分の理想の人生に近づくことが可能になります。
強化する方向性としては、
量を増やす
か
質を高める
かのいずれかになるでしょう。
例えば、毎朝運動をする習慣を持っている人は、トレーニングメニューの質を高めたり、トレーニングの時間を増やすなどの方法によってその良習慣を強化することになるでしょう。
日記を毎日書いている人の場合には、その日記の記載内容の質を高めたり、純粋に一日のうちに日記を書く回数などを増やすなどの方法があり得ます。
そして、自分の良習慣をさらに強化することは、場合によってはその習慣の遂行のためにさらに時間や労力を費やす必要が出てくる可能性があります。
たとえば、日記を一日のうちに書く回数を増やした場合には、その分 日記の内容を考える時間+日記を実際に書く時間 がさらに増えるため、絶対的に時間を費やす必要に迫られるでしょう。
そのため、そもそも、それはそれだけの時間を費やすだけの、強化するべき良習慣といえるのかどうかが重要になりそうです。
より多くの時間を費やす価値のある習慣とそうでもない習慣というのがあるでしょう。
まずはその峻別が重要です。
さらに、生産性を高めてより時間や労力をかけずにその良習慣を行ったり強化できる方法があるのではないか、ということも考える必要があると思います。
例えば、投資において自動で積み立て設定を行う場合には、証券口座にログインして設定を少しだけいじるだけで投資に費やす金額を増やすことも可能です。
これによって、投資を行うという習慣が簡単に強化されているという見方もできるはずです。
このように、さまざまな工夫をしながら、自分がさらに伸ばしたい良習慣についてはさらに強化していくことそのものを習慣化できるとよいですね。