よく聞く話に
「優秀な人はその日の仕事を午前中には終わらせている」
という話があります。
このような話を聞くと、
「すごいな」
と素直に思う人もいれば、
「いや、その日の仕事がそもそもその日の午後にいきなり来ることもあるからどうあがいても午前中にこっちは終わらないんだよ」
と突っ込みを入れたくなる人もいるでしょう。
特に勤め人の場合には、定められた終業時間が終わるまではその勤め先で仕事をすることが前提となっているので、
午前中で仕事が終わることなどそもそもありえない、という人も多いのでしょう。
働いている勤務先によっては難しい場合もあるかもしれません。
しかし、そういうひとであっても、勤め先における仕事以外、例えば自分自身の生活上やらなければいけないタスクなどもあるはずです。
例えば、洗濯機を回したり、ゴミ出しをしてみたりなどの家事もこのようなタスクに含まれるでしょう。
もっといえば、副業などをやっている人もいるかもしれません。
このように、自分自身が頑張ればすぐに終わらせることが可能なタスクはできる限りその日の午前中に終わらせることが第一歩になることでしょう。
そうすれば、その日の午後は少なくとも自分自身が生活上やらなければいけないタスクを減らすことが可能です。
そして、タスクが減った分、その日の午後の時間は何もやらなくてもいいし、何かをやってもいい時間、すなわちボーナスタイムが生まれます。
このボーナスタイムがあることによって、「余裕」が生じます。
そして、この「余裕」を用いて更なる未来につながる種まきにつなげることができます。
未来につながる種まきはそのまま枯れてしまう、芽が出ないままのものもあったりしますが、
しかし、そのうち一つでもまともに育つとそれがそのまま人生を変えてくれることもあるのです。
このような行動はボーナスタイムがある時、すなわち「余裕」があるときにしかなかなかできません。
そして、そのボーナスタイムが生まれるのは、その日のタスクを速攻で終わらせることができる習慣が身についているからなのです。
ちょっとした習慣の違いがその人の人生を大きく変えることにつながります。
ボーナスタイムを楽しみ、さらに人生を加速させるためにも、毎日の生活における定型的なタスクを迅速に処理する方法を常に模索し続けることは地味ながら重要なのです。