普段の生活や仕事においては、
To do リスト
や
タスクリスト
と呼ばれるようなものを活用して、今日やるべきことに取り組んでいる人が多数派だと思われます。
上手いこと「今日のノルマ」を達成できると、安心感が出てきますよね。
「今日やるべき仕事は終わった」
と感じられる達成感は素晴らしい物です。
何故ならば、
その日に終わらせるべきノルマやタスクを終えたことで残りの時間をある程度余裕を持って過ごすことができるから、
ですね。
これは、
「今日発生してしまった負債」
をその日中に打ち消す作業とも言えます。
「今日発生してしまった負債」をその日中に処理をすることによって何事もなくその一日を終えることが可能になるわけですね。
ところで、この
「今日のノルマ」
を早々に終えた人の中には、
残りの時間を活用して、さらに、
「今日のノルマ+α」
まで取り組む人たちも実は存在しています。
+αの部分にどのようなタスクや新しいノルマが入ってくるのかは人それぞれでしょう。
例えば、これは夏休みの宿題を夏休みの期間の前半には終えてしまって、その残りの夏休みの期間で次の学期において学ぶ予定の内容を予習してしまう、といった行動が挙げられます。
多くの人が、
「夏休みの宿題は夏休みが終わるまでに終わらせることができればいいんだよね。まだ時間はあるしいいや。」
と思っている中、
夏休みの期間中に次の学期において学ぶ予定の内容まで手を付けるというのは一歩進んだ行動です。
これは現在において発生している負債のみならず、将来において発生していることが確定している負債を予め消しに行く行為であるといえるでしょう。
そして、このように
「今日のノルマ+α」の行動を行える人というのは、
夏休みの宿題に限らず、
あらゆる
人生の宿題
に早めに着手する習慣がついている可能性が高いです。
そして、このような習慣が備わっている人というのは夏休みの宿題以外のあらゆる場面でも同じように先を見た行動を行うことが可能です。
このように先を見て、「将来において発生することが確定している負債」を発見し、それを現在地点から打ち消しにかかる、という行動をし続けている人というのは長期間で見ていくとそれを全く意識せずに全く行動を起こせていない人と比べると大きくリードすることが可能です。
一流と呼ばれる人や、プロフェッショナルと呼ばれている人はこのような行動を毎日行えている人であると言えるでしょう。
だからこそ、普通の人とは大きな差がついているのです。
これは、「今日のノルマ+α」を達成し続ける人だけが辿り着ける特別な道ともいえるでしょう。
「今日のノルマ」を達成するのみならず、「今日のノルマ+α」を達成し続けるのは大変なことかもしれません。
しかし、仮に達成できたとすれば、その人はいわゆる
「結局、何者にもなれなかった人」
になることはないでしょう。
むしろ、何らかの分野で
「何者かにはなれた人」
になることが可能です。
このような姿を夢見ている人はぜひ「今日のノルマ+α」を達成し続ける人だけが辿り着ける特別な道を目指してみるのが良いと思われます。