多くの人は勤め人としてどこかの勤め先に所属していると思います。
その際によく出てくる悩みとして、
「ブラック企業で、激務で労働時間が長い割に賃金が低い」
とか
「職場の人間関係が悪いから居心地が悪い」
というような
「早く辞めたい」
というレベルの強い感情を抱いている人もいらっしゃいますし、
「そこそこの待遇でそこそこ仕事もこなれているから、そこまで大きな不満はない。だけど、仕事をしているだけで年を取っていくばかりで一体意味があるのかがイマイチわからない。」
とか
「それなりに職場の人とは仲がいいし、パワハラとかもないし、大きな不満があるわけじゃない。でも、このままでいいのだろうか」
とか
「実は今よりも自分に合っている職場があるかもしれない、しかし、それを探すのも大変だし、今のところに多くの不満があるわけではないからそこまで積極的に行動する気にはなれない」
など、
「今のところにいてもそこそこの人生を送れそうだけど、このままでいいのだろうか?」
というレベルの
今すぐ辞めたいというレベルの気持ちまではないが、しかし、このままでいいのだろうか???
というタイプの悩みを持っている方もいるようです。
このようなタイプの方は微妙に悩みを抱きつつもそこまで転職活動も積極的ではない傾向にあるようです。
例えば、転職活動をしたことがある人はわかるかもしれませんが、なんとなく定期的に自分に手が届く範囲の求人票をチェックしつつも、
「正直、応募するほどの気持ちにはなれないな」
と感じていて何もアクションを起こしていない、という人もいるかもしれません。
実際に、応募して書類選考が通った場合には、次は面接が行われる可能性があるため、
「正直、そこまでする気になれない」
という気持ちになり、行動が止まってしまうことがあるのです。
結果的に、今の勤め先に対して大きな不満があるわけではない、というレベルにとどまっている人というのはアクションが遅れてしまうこともあるのですね。
しかし、大きな不満があるわけではないといっても、
「今の会社で働き続けて、無難に生活費が確保できるという以上に何か自分の人生において特別な意味があるのだろうか?」
と問われると、
「うーん……」
とか
「どうなんだろう……」
などと考え始める人も多いようです。
このような人は、
①そもそも自分の人生に何を求めているのか
という自分自身の価値観の整理と
②自分の人生に+αをもたらしてくれるような情報
を積極的に求めていくようにすると、今後自分が何をするべきなのかが見えてくるでしょう。
①も②も自分の中で悶々としているだけではなかなか答えが見つからないことが多いため、積極的に自分とは別の世界にいる人と話したりすることがおススメです。
その上で、
③今自分に足りないものは何か、その足りないものは今の勤め先で働き続けることで得ることができるのか、もっとより良い方法で得ることができることは可能なのか?
ということを整理していくことができれば、方向性も定まりますし、
「やっぱり、今の勤め先でもう少し頑張ることで自分自身が成長できたり、人生の新しいステージまで行くことが可能かもしれない」
と認識できるようになる可能性もありますし、
逆に、
「改めて考えると、今の勤め先でもう少し頑張っていても、時間ばかりが過ぎていく一方で得られるものがもうないかもしれない」
という結論になって、退職や転職を真剣に検討することになるかもしれません。
この辺りは人によって状況や人生の目標が違いますのでマチマチのようです。
また、
「今の勤め先でもう少し頑張ることに意味はあるかもしれないけれども、今のところ何故かそこまでモチベーションが湧かないなあ」
と感じている人に対しては、
私のコンサルのアフターサービスであるタロット占いで
「今の会社で働き続けて、無難に生活費が確保できるという以上に何か自分の人生において特別な意味があるのだろうか?」
という問いに対して今後の見通しや注意点なども含めた回答を出すこともあります。
「今のところにいてもそこそこの人生を送れそうだけど、このままでいいのだろうか?」
という悩みは緊急の悩みではないがゆえにどうしてもなあなあにされがちです。
しかし、放置しているとそれだけ私たちの寿命はどんどん進んでいくことになります。
したがって、
決断しないことによる機会損失
が生じる可能性もあるのです。
「今の会社で働き続けて自分の人生に何か特別な意味があるのだろうか?」
という問いはふとしたときに考えてみるのがおススメです。
そうすることによって、今よりもより良い選択肢が見えてくることもあるのです。