いわゆる、
「普通」
の行動を日常的に行っていたり、
「常識的」
と言われる行動を日常的に行っている場合、
「普通」の行動
や
「常識的」と呼ばれる行動
が日々蓄積されていくことになります。
ここでいう「普通」というのは、
世間一般に求められる社会的規範に適合した言動を指していることが多いです。
この中には、
「朝必ず8時前には起きて勤め先に出勤する」
といったことのように、
できている人もいるが、全くできない人も存在する
内容が含まれていることがあります。
「普通」だから誰にでもできるのかと言われれば別にそんなことはない、
むしろ、出来なかったら「普通」以下と認定されてしまう
ということもままあるのです。
このように、「普通」と呼ばれていることは意外とハードルが高かったりします。
そして、「普通」以下とされた人の中には、
発達障がい、などといった認定がされることもあります。
このように、そもそも
「普通」
というのはある程度ハードルが高いものが求められることもあるのです。
この辺りが近年の社会において、辛いと感じてしまう人が増えてきている原因ではないかなとも感じます。
とはいえ、
では、「普通」を積み重ねるだけで良いのか?
と言われると、
うーん、そうでもなさそうだ、
と感じる人も多いのではないでしょうか?
「普通」の行動を積み重ねると、「普通」の人生を送ることになります。
「常識的」な行動を積み重ねると、「常識的」な人になることはできます。
しかし、それ以上の存在には決してなれないのです。
それは日々の努力や積み重ねが「普通」や「常識的」なものになるための、そういった方向性のために費やされているからですね。
そして、その努力が費やされるあらゆるジャンル、例えば、学業、仕事、恋愛、結婚、家庭、などにおいて「普通」の行動をしているとすべてのジャンルにおいて「普通」の成果以上のものは出せなくなるのだと考えられます。
したがって、
学業で突き抜けた成果を上げたい
とか
仕事で突き抜けた成果を上げたい
といったように特定のジャンルにおいて、
「普通」は嫌だから突き抜けた存在になりたい
と考えた場合、
そのジャンルにおいては、
「普通」と呼ばれるような行動ではなく、
「この人は頭がおかしい」
と言われるような行動を行うべきだという話になります。
何もすべてのジャンルにおいて突き抜けたいと考えている欲深い人ばかりではないでしょう。
しかし、特定のジャンルにおいては突き抜けたい、何者かになりたい、と考えたことがある人はいると思います。
例えば、自分の仕事において、突き抜けたいと考えた場合、
他の、恋愛だとか結婚だとか学業だとかにおいては、取り敢えず「普通」レベル以上は目指さずにコツコツと取り敢えず負担にならないレベルにステータスを振っておきつつ、
自分の仕事においてだけ、
「この人は頭がおかしい」
と言われるようなことをやってみることがおススメです。
人によっては、一口に仕事といっても、様々な仕事を同時並行させつつ、自分が特に注力したい仕事以外は「普通」レベルにとどめておいて省エネ化しつつ、リスク管理をしている人もいるでしょう。
このように、自分の人生の中で、
「この人は頭おかしい」と言われるくらいのことをやってこそ突き抜けられる
という現実があるため、これに狂ったように注力しつつも、
他のジャンルにおいては、無難に得点を稼ぐ、ホームランは狙わずにコツコツヒットを狙い続ける、といったバランスの良さといったものを兼ね備えられるとギャンブル性が低下するため、
ある程度の安定を得ながらも挑戦的なことができる
という状態を保つことができます。
人と違うことをする人には心のどこかで憧れはあるものの、でも実際は踏み出せない、という人はとても多いです。
私自身もかなりビビりですので、基本的にリスクのある行動はあまり好みません。
しかし、そのような人であっても、少しずつ、片足ずつであれば前へ進むことは可能だと考えています。