3月といえば色々なイベントが思い浮かびますね。
例えば、
雛祭り
ホワイトデー
などなど
毎年3月に必ずある(とされている)イベントも存在する一方で、
3月といえば、日本においては
卒業シーズン
でもあります。
学生をやったことがある方であれば、
卒業
というイベントは大きな節目を意味するイベントでもあることを実感されているのではないでしょうか?
合唱曲においても卒業をテーマにした
「旅立ちの日に」
という合唱曲が存在します。
これを卒業シーズンに合わせて練習・合唱したという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この歌詞において、
「今別れの時」
「飛び立とう未来信じて」
といった歌詞が出てきます。
このように、
卒業
というのは、
今ある巣から抜け出して新しい世界に向かって旅立つ
という意味もあるため、
必然的に
誰かとのお別れ
を伴うことになります。
仲が良かった友達と離れることに寂しさを感じていた人もいるかもしれません。
学校などを始めとした教育機関の場合、教育機関側が通常期間を区切って卒業のタイミングを勝手に決めてくれます。
例えば、2022年3月に卒業することが予め把握できるわけですね。
しかし、例えば、勤め先などで働き始めるとこのような卒業というイベントがなかなか発生しなくなります。
それは勤め先などがあなたの卒業タイミングを勝手に決めてくれることが通常ないからですね。
例外的に、
勤め先の倒産
や
勤め先からリストラされた
というイベントが発生した場合は、勝手に卒業タイミングを外的な要因で決めてもらえますが、
このようなイベントが発生しない限りは
新しい世界を望みたいと考えている人自身が
自分自身の卒業タイミングを決める
という決断をする必要があります。
しかし、上述した通り、卒業というイベントは必然的に
巣立ち
や
別れ
をも意味するため、
この痛みや苦しみに耐えられない、今までの方が安全と感じてしまう人も多いようです。
このように、なかなか決断することができずにずるずるとぬるま湯の中で
「敢えて留年」
し続けてしまって旅立ちのチャンスを逃してしまう人も多いようです。
「飛び立とう未来信じて」
という「旅立ちの日に」の歌詞にもある通り、
未来を信じることができなければ目の前にある別れによる痛みやぬるま湯を手放すことができないということでもあるのかもしれません。
このように、新たな人生の旅立ちのためにはそれまでの人生を「卒業」する必要があるわけですが、
「卒業」に伴う痛みや苦しみを乗り越えられず悶々とぬるま湯につかったまま、という状態に陥っている人もいると思われます。
しかし、
今までの人生を「卒業」しなければ、新しい人生へは飛び立つことはできない
ということを考えると、
自分の人生をよりステップアップしたい、新しい人生のステージに移行したい、と考えている人は、
この「卒業」という痛みや苦しみを感じるイベントを自分で決断し、設定し、乗り越えるという試練を乗り越える必要があることでしょう。
これは、
それほどの痛みを感じてでも、新しい人生へ旅立ちたいという気持ちがあるのか、というその人自身の心の問題でもあると言えそうです。