スマートフォンが一般に普及してから既に10年以上が経ったと思われます。
この間に当初は電話やネットサーフィンのための道具だったスマホの用途もかなり増えたと感じています。
特にヒットしたのがスマホアプリによるゲームですね。
ソーシャルゲーム、ソシャゲと呼ばれるようになり、ここからスマホ課金などでゲームを楽しむようになった人もかなりいそうです。
そして、このスマホアプリによるソシャゲでユーザーを惹きつける仕組みがたくさん作られました。
ユーザーを熱狂させた仕組みは数多く上げられると考えられますが、
そのうちの一つが、
ログインボーナス
です。
特に2010年前半に流行った「パズル&ドラゴン」略してパズドラにおいてもこのシステムは導入されています。
パズドラにおいて、一日一回ログインすると以下のような画面が出てきて少しずつ特典が出てきます。
上記のように通算ログイン数が増えれば増えるほどどんどん豪華な特典がもらえるようになっていたのですね。
しかも、これを加算するためには毎日スマホアプリを起動するだけで良いため、
ちょっとしたスキマ時間でも起動することが可能なのがログインボーナスの敷居を大きく下げていました。
例えば、スマホのホーム画面にこのスマホアプリを設置しておくだけで簡単にログインボーナスを受け取りに行けたのですね。
そして、ログインボーナスをもらえたら
「お得にもらえたからついでにちょっと遊んでいこう」
という気持ちになりやすく、そのままゲームを継続しやすいのです。
スマホアプリのゲームが流行ったのは無課金でもある程度遊ぶことができるという手軽さがあったことに加えてこのような
取り敢えずログインするだけでお得な景品がもらえるし、継続すればするほど豪華な特典がある
といった
ログインボーナス
の存在は大きかったことでしょう。
上記の画像のように
「あなたは通算266日ログインしています」
と教えてもらえるとなかなか感慨深いものを感じる、といったこともありますね。
ところで、
あなたが生まれてから今日まで何日間生きてきたか数えたことはありますでしょうか?
例えば、ざっくりと、20年間生きてきた人は
365日×20=7300
となるため、閏年の分も加算すると、ここから若干増えるものの、
およそこの世の中に対して、
約7300日
毎日ログインしていると考えることができる、と思われます。
このように日数にしてみると、なかなかの数、だと感じませんか?
もし、ログインボーナスが存在していたとしたら、この人は
約7300日分のログインボーナスを受け取れる
可能性がありますね。
因みに、厚生労働省が出している令和2年簡易生命表によれば女性の場合、20歳の平均余命は
68.04 年
らしいです。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life20/dl/life18-02.pdfしたがって、20歳まで生きてきた女性は既に7300日ほどのログインボーナスを得られる可能性があったのと同時に、
今後はその人が寿命を迎えるまでの間に
365日×68.04=24834.6
すなわち、
24835日分のログインボーナスを受け取れる可能性があるともいえそうです。
さて、ここで
毎日生きているだけで得られるログインボーナスなんてそもそも存在するのか?
と感じた人もいるでしょう。
おそらく多くの場合、生きているだけでログインボーナスを得られているとは到底思えないと感じると考えられます。
しかし、例えば、本当に生きているだけに加えて
ログインのようなひと手間
例えば、
日記をちょっとつけてみる
とか
ちょっと通りすがりの人に挨拶してみる
とか
ちょっと料理を作ってみる
とか
ちょっとだけ本を読んでみる
とか
そういうログインのようなちょっとしたひと手間によって
経験値
などのようなログインボーナスが獲得できる、と考えると、
取り敢えず、毎日生き延びてほんのちょっとだけ頑張ってみる、というログインのひと手間によってログインボーナスを少しずつ稼げると考えると段々ワクワクしてくるのではないでしょうか。
これは勤め人であれば、
取り敢えず、出勤するだけで出勤したという記録だけは残るため、
基本給の日割分がログインボーナスとして獲得できる
と考えることもできます。
連続ログインボーナスの獲得によって賞与の分も増えていく
そう考えると、
「取り敢えずログインだけはしよう」
と考えて出勤することもできるのではないでしょうか。
出勤するのが、苦痛、億劫だと感じる勤め人は多くいるでしょうが、
このように
毎日生き延びてちょっと頑張るだけでログインボーナスをコツコツと稼いでいるんだ
そう考えることで、
今自分がやっていること、取り組んでいること、頑張っていることをゲームのように楽しみましょう。