近年においては、
人間は環境に大きな影響を受ける生き物
であるということが言われるようになりました。
自由意思で人間はその行動を決めていると思われがちですが、
実はそこまで自由意思による影響は少なく、
結局、環境の影響を受けて人間はその行動を決定しているようです。
とすると、
自分自身の周辺環境を如何に改善していくか
という問題意識が重要になっていきます。
周辺環境というと
例えば、
住む場所
などがこれに該当します。
住む場所で年収は決まってしまうと言われてしまうほど住む場所の影響は大きいようです。
実際に、
地方で勤め人として働くよりも、
都会で勤め人として働く方が全体的に賃金水準が高いことから、
特に若い人の場合は、地方から年収を上げるために都会に引っ越す人も多いようです。
このような場合、
引っ越し
というアクションによって
自分自身の周辺環境を変えているわけですね。
引っ越しという行動は
異動や転勤などによって仕方なく行わざるをえなくなる場合もありますが、
自発的に引っ越しを行っている人もいるようですね。
平均的には多くの人の引っ越し回数は人生のうちで10回程度もないらしいのですが、
私の場合には上記のように自発的に引っ越しをする機会が多いです。
強制力のないシチュエーションでも自発的に引っ越しをよく行う人の最大の特徴は
自分の周辺環境に疑問を感じ改善したいという思いが強いということでしょう。
勤め先による補助などがない限りは、引っ越しという作業は手間もかかりますし、金銭的支出が大きいので多くの人は躊躇しがちな行動です。
しかし、そのような
「重い」
要素がありながらも引っ越しを頻繁に行う人というのは、
定期的に周辺環境をリデザインする
ことの効用の方が引っ越しによる手間よりも重要である
という認識を持っています。
何故、このような認識を持つようになるのかといえば、まさしく
人間は環境に大きな影響を受ける生き物
であるという自覚があるからでしょう。
他のアクションとしては、
転職
だとか
独立・起業
といったアクションによって周辺環境を大きく変える人もいます。
自分自身を決定づけてしまう環境そのものを自分で設定しまう
という認識を持つようになることが
「自分自身を変化させたい、変革したい」
と思っている人にとっての第一歩になるのでしょう。