小学生の時は1年がひたすら濃いものに感じていたのに、
社会人になってからは1年が気づいたらあっという間に過ぎていく上に特に思い出らしきものが思いつかない……
そういった感覚になる方が多数派のようです。
傾向としては、
小学生の時の方が新鮮な気持ちになるイベントがたくさんあるのと比べて、
社会人になってからはいつも似たような仕事ばかりしていて、
単調
退屈
に感じてしまって、
昇給、昇進、
などのようなイベントが発生してくれないと、
「なんだか気づいたら丸1年が過ぎていたんだけど、この1年間は何だったんだ???」
と感じやすくなるようです。
新人として色々な仕事を覚える段階の時には
何もかもが新鮮に映り、
それをイベントのように楽しむこともできるのですが、
仕事に慣れてきて、
どのように対処すればいいのかがわかってくるようになると、
毎回似たようなことをやるようになる人も多く、
それゆえに、
退屈だな
とか
単調だな
とか
なんだか、飽きたな
と感じやすくなるのでしょう。
しかし、実際のところ、仕事を行っているときには
このように感じやすくなっているときの方が安定的に仕事を遂行している、という状態になっていることもあるものです。
新人に対しては、仕事でミスがあるかどうか不安になりがちなため、上司からもそこまで信頼されない状態が続きますが、
仕事に慣れてきて、ある程度仕事を任せられるという状態になっている人のほうがパフォーマンスとしては良い評価をされていることが多いです。
これは見方によっては、
主観的には、
退屈、
単調、
飽きてきた
と感じてしまうようなことの方が
他人から見たあなたの強みになっている
とも言えるのです。
仕事に対して、
新鮮だなー
と感じているときよりも、
退屈、単調と感じ始めた時からあなたの強みはさらに安定的に育っていく
と言えるでしょう。
ここで、
退屈だから
単調だから
という理由で一切をやめてしまうと、
それゆえに自分自身の強みを一つ放棄することになる可能性すらあります。
これはいわゆるインデックス投資にも似たようなことが言えます。
インデックス投資はひたすら同じようなことしかしないですし、大きな値動きをしないことのほうが多いため、
つまらない
と感じやすい手法です。
この刺激のなさゆえに、
他の投資方法に浮気する人が続出しやすいのですね。
しかし、もし勝率を上げたいのであれば、
このような
刺激のなさ
や
退屈さ
を受け入れてしまった方が話が早かったりします。
これを受け入れてしまった人から勝率がどんどん上がっていくことになるでしょう。
退屈、単調と感じ始めた時からあなたの強みはさらに安定的に育っていく
わけです。
より勝率を上げたい、
とか
より強みを強化したい
と感じた場合には、
ジャンルにもよりますが、このような
退屈さ
や
単調さ
を時には受け入れられるようになるとよいでしょう。