もし、あなたに今余裕が少しでもあるのであれば、
自らレベルの高い環境を選びましょう。
レベルの高い環境というのは、
「自分ではちょっと無理かもしれない……」
とついつい恐縮してしまうような場所です。
「行ってみたところでこんな自分が通用するとは思えない」
と感じるような環境の事です。
「おそらく、周りの人はすごい人ばかりで自分なんて……」
と思ってしまいかねないような環境です。
「やっていけないのではないか」
と不安になりかねない環境です。
しかしながら、それでも、
自らレベルの高い環境を選び続ける
ことは極めて重要でしょう。
現実問題として、人というのは環境によって大きく左右されてしまう生き物です。
自分の中の基準を少しでも引き上げてくれるような人物と交流の機会を持つことができたり、挑戦することができるような機会を持つことができるというのは非常に幸せなことでしょう。
これは、本当に芽がないと周りから思われている場合にはそもそも誰からも誘われもしないからです。
周りにすごい人がいると、否応なしに人間というのは成長します。
周りの優秀な人たちや素晴らしい人たちを見て自分と比べてしまうとその瞬間はとても落ち込みますが、
必ず後で「経験出来て良かった」と振り返ることになります。
もちろん、苦労がないことはないでしょう。
自分のできなさに落ち込んだりすることもあるでしょう。
しかし、すぐにはムリでも数ヶ月もすると周りと同じレベルで仕事をこなせるようになります。
ですから、劣等感に苛まれていたとしても、目の前の仕事に集中して劣等感を忘れましょう。
確かに、レベルの高い環境に行くことは誰しも怖いと感じてしまうものです。
しかし、だからといって、レベルの低い環境にいつまでもいるのは、自分の生長の可能性を放棄することにつながりかねません。
そして、レベルの低い環境に長くいると、時間だけが経ち、歳をとっているわりには成長していない自分に気づきます。
「自分はもう年をとってしまったから今更挑戦なんて……」
と感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、
30歳になったとしても、
40歳になったとしても、
50歳になったとしても、
60歳になったとしても、
70歳になったとしても、
もう遅いわけではありません。
今からでもすごい人に囲まれて学ぶことで間違いなく成長し実年齢による遅れを取り返すことができます。
それに、頑張っていると周りがいつのまにか応援してくれるようになります。
また、周りを気にせず、全力で取り組み仕事を終わらせると達成感と快感を感じることができます。
この達成感や快感を得ることこそが苦労に対する報酬かもしれません。
確かに、レベルの高い環境に行くことは恐怖を伴います。
しかし、
レベルの高い環境に行くことができるというチャンスを持っている人はそもそも少ないという点にもう少し目を向けてみても良いのではないでしょうか?
それは誰にでも行くことが可能な選択肢ではないのではないでしょうか?
その中であなたがチャンスの切符を掴んでいるのだとしたら、
その時点で、
「その環境でもあなたは頑張ればやっていけるだけの力があるはずだ」
と誰かに思われているということです。
この時点で既に自信を持って良いと思います。
あとはどれだけ頑張りぬけるのか、という
粘り強さ
精神的なタフさ
の問題になってくると思います。
自らレベルの高い環境を選び続けることのできる人は、毎回のこのような恐怖に立ち向かっていることから結果的に困難に立ち向かい続けることのできる人になるでしょう。
長い目で見ると大きな差がついていると思われます。
自らレベルの高い環境を選び続ける
そのような行動指針を持つことができるだけで
より成長できる人になれるのです。