【第644号】いわゆる長期的な視点を身に着けたい人がまず始めに取り組むべきこと

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「短期的な視点ではなく、長期的な視点で物を考えた方が良い」

といったことを聞いたことがあったり、

あるいは考えている人はそこそこいるのではないか、

と感じます。

しかし、

そうはいっても、

現実的にはなかなか上手くいかず、

自分は実のところいわゆる長期的な視点で物を考えられていないのではないか?

と感じることもあるのではないでしょうか?

「頭ではわかっているつもりなんだけど……」

と思いつつ体は動かない……

という状態に悩まされている人もいると思います。

実際、

「今日から短期的視点ではなく、長期的な視点で物を考えられるようになろう!」

と高らかに宣言してもなかなか上手くいかなかったりします。

というのも、

動物の場合、

「いつ自分が死亡するのかわからない」

という現実がありますので、

本能的に、

「自分が今日餓死しないようにするためには?」

といった短期的な利益を重要視せざるを得なくなっているためですね。

例えば、

今日の時点で死にそうなほどお腹が空いているのにもかかわらず「明日があるさ」と考える

というのはかなり難しいと思われます。

仮に、

今日死亡する可能性が高いならば明日のことを考えている場合ではないですし、

今月死亡する可能性が高いならば来月のことを考えている場合ではないですし、

今年死亡する可能性が高いならば来年のことを考えている場合ではないですし、

1年後に死亡する可能性が高いならば2年後のことを考えている場合ではないですし、

5年後に死亡する可能性が高いならば7年後のことを考えている場合ではないですし、

10年後に死亡する可能性が高いならば20年後のことを考えている場合ではないです。

より長期的な視点で物を考えるためには、まずそれより短期的な時点における充足がどうしても必要なのですね。

短期の時点が満たされて初めてより長期的な視点で物を考えることができる……

これはすなわち、

短期の時点では満たされ、そこで余った「余剰」をより長期的な時点に対して「投資」する

という行動をする必要があります。

今の時点では手元から資源が消えたとしても後からそれを回収しようとする行いはまさに投資という行動です。

そして、投資を行うためには

「余剰」

がどうしても必要になります。

したがって、

今日、

明日、

来週、

来月、

来年、、、、、、

といった形で、

より現在時点に近いところから、少しずつ「余剰」をつくり、それをより未来の時点に投資し続けることによって段々と

「長期的な未来のために自分は今手元の『余剰』で何をするべきなのか?」

ということを考えることができるようになります。

ここでいう「余剰」というのは自分が持っているあらゆる資源を指します。

それはお金かもしれませんし、時間かもしれません、

お金が一番わかりやすいかもしれませんね。

無駄遣いをしすぎるといつまでたっても「余剰」が生まれず、未来に投資することが難しくなっていきます。

そして、いつまでも短期的な視点で目先の報酬を求め続けることになります。

したがって、

いわゆる長期的な視点を身に着けたい人がまず始めに取り組むべきことは短期的な時点における「余剰」を創ることになるでしょう。

長期的な視点で物を考えると一口にいっても、

それが10年後を対象とするのか

100年後を対象とするのか

は人によってかなり違います。

傾向として、より短期の時点における充足を確保した人からどんどん視点が長期的になっていくのですね。

千里の道も一歩より

ということですね。

まずは、

「余剰」

を少しずつ作りましょう。

美紀のプロフィール
夢見がちな社会不適合者
mikimiki

社会人6年目かつ会社経営者(法人4期目)。
都内在住、マッチングアプリ上位0.0X%(上位3桁)の超人気女性会員。
フォーチュンレディ (Fortune Lady:幸運な女性)

かつて不登校になり片っ端から出席点を落としまくる。高校生の頃は家出経験も。
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INTJ型女性による皆既日食への歩み
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