「なんだか、最近つまらない」
「最近、似たようなことしかやっていない……」
「同じ事ばかりを繰り返しているだけのような気がする……」
そのように感じることありませんか?
特に勤め人の場合は、
「〇〇さんはこれをやるのが慣れているから」
「〇〇さんにこれをやらせれば確実に良いのが返ってくるから」
といった理由などで、
前にやったことがある仕事とあまり変わらない(ほぼ一緒にしか見えない)仕事が来ることが多いと思われます。
そのような仕事が来るたびに、
「ああ、またこれか」
と感じてしまったり、
「同じ内容ばっかりだなあ……」
「他のこともやりたいんだけど……」
「やる気でないなあ」
などと感じやすくなってしまいます。
多少、クリエイティブな内容が期待されていればいいのですが、
そうではなく、ほとんどが単純な作業、
と言ったこともあり得ます。
勤め人の場合は、むしろそちらの方が多いのではないでしょうか?
このようなことばかり続いていくと、
「まさか、このようなことばかり続けていて何年も経ってしまうのか?」
とか
「このまま、砂を噛むような日々を送って、砂を噛むような人生になってしまうのではないだろうか?」
と言った形でどこか虚しい気持ちになってしまうこともあるかもしれません。
しかし、このように、同じような仕事等によって、日々のルーティーンを進めていく毎日というのは実は悪いことばかりではありません。
実際、同じような仕事ばかりが来る人というのは、
「そのような仕事だったらこの人に頼めば大丈夫だろう」
と思われているからこそ、仕事が振られていることが多いです。
要するに、
あなただから大丈夫だという信頼があるからこそ任せてもらえている
と言えるでしょう。
実はこれはとてつもなく良いことだったりします。
なぜならば、
この人ではうまくできない、と思われている場合そもそも仕事が回ってこないから
ですね。
それに、仕事をしている人の場合は、そのような砂を嚙むような毎日であっても、
多くの場合、給与はしっかりと毎月支払われているはずです。
よほどの浪費家の人でもない限り、毎月、収入ー支出>0を維持できれば、貯蓄額は順調に増えていきます。
したがって、砂を噛むような毎日だと感じていたとしても、
意外とその人の人生は進展しているわけですね。
まずは、
「微量とはいえ、本当に何も変化のない毎日を送っているわけではない」
ということに気づくことが重要になるでしょう。
むしろ、砂を嚙むような人生に飽き飽きしているという感覚を持っている人は、
将来にいちいち不安を覚えてしまう人と同様に、自分の人生に対して真剣に物を考えているからこそ、
「このまま、砂を嚙むような毎日は嫌だ」
と感じてならないのでしょう。
もちろん、何もすることなく、すぐに
砂を嚙むような毎日
から脱出して、わくわくした日々を送れるのか、と言われればそうでもないのですが、
しかし、
まずは、
あなたはともすれば砂を嚙むような毎日だと感じてしまうほど平穏無事、安定した人生を送れている
という自覚を持てるようになると、自己肯定感も増してくるのだと思います。
砂を噛むような人生、それが続いたとしても
それが続けられるような状態にあなたがすでにいるわけです。
世の中には、それどころではない、と感じている人もたくさんいるでしょう。
もしかしたら、
「今晩の食事はどうしたものか……」
と悩み、
砂を嚙むような毎日どころの話ではない、危機的な状況だ、
と感じている方もいるかもしれません。
そのような人と比較するとよくわかると思います。
あなたはともすれば砂を嚙むような毎日だと感じてしまうほど平穏無事、安定した人生を送れている
ということをまずは認識することが重要でしょう。
人生を変えるための取り組みに本腰を入れるのはそれからでも遅くはないと思います。