仕事をしている人にとって、
自分が相手をしているクライアントに対して果たして期待以上の価値を発揮できているのか?
と自問しながら仕事をすることは極めて重要だと考えています。
何故ならば、クライアント、お客さん側としても、
「自分のために頑張って寄り添ってほしい」
とか
「自分のために頑張ってアドバイスしてくれると嬉しい」
と感じているからです。
そして、同時に、傾向の分析として、
どのような状態だったらそのような高い価値をクライアントに対して発揮しやすいのか?
と自問してみることも重要でしょう。
もしかしたら、クライアントとの相性の問題もあるのかもしれません。
しかし、これは私個人の考え方、個人の場合になってしまいますが、多くの場合、
自分がクライアントのために集中力を発揮して、より深く視ることができるだけの状況がそろっているか否か
に左右されていることがあると感じることがあります。
具体的には、
「これを今から15分ぐらいでささっと見て、コメントをください」
と言われるよりも、
「今から1週間ぐらい回答に時間がかかっても構わないので、何かあったらコメントをください」
と言われた場合の方が、より深く、価値のあるアドバイスなどがしやすいと感じています。
これは、純粋に検討したりする時間の長短も関わる場合もあるのですが、
それ以上に、
深く視るだけの集中力が用意しやすい状況か否か
という状況の問題も大いに関係があると考えています。
例えば、
「これを今から15分ぐらいでささっと見て、コメントをください」
と言われたまさにその状況で、例えば、他の方のための仕事と被ってしまっている場合、
どうしても深く視るための集中力が分散されてしまい減殺されやすくなってしまいます。
そうすると、その依頼をいただいてから素早く15分ほどですぐに回答が可能な状況であったとしても、割り込みのような形になってしまい、深いところまで視ることはかなり困難であると感じます。
何故ならば、
同時に複数のクライアントのための集中力を発揮しなければいけないため、集中力が分散されてしまいやすいからなのですね。
ですから、例えば、私の場合には、
可能な限り、
「〇時~〇時まではこの方のために集中する」
と予めしっかりと決めておいた方がより高い価値を発揮しやすい傾向にあるようです。
このような事情もあって、予約枠の形を取っています。
このように、集中力があってこそ、その仕事に高い価値を出すことができる場合、
その集中力をしっかりと確保することができるためにもタイムマネジメントの能力の向上や改善は常に必要になってくると感じます。
多くの仕事をしている人にとって、仕事の相手、クライアントは常日頃からたくさんいることでしょう。
しかし、実際にはクライアントからの視点で考えると、
「(実際には他のお客さんもいるかもしれないけれど)自分のために集中して頑張ってくれると嬉しい」
と感じている物です。
1名1名のクライアントに対して最大限の価値を発揮するという観点を大事にした場合、やはり、1名1名の相手にしっかりと集中することは必須であると感じています。
そのためにも、集中力を発揮しやすい状況をできる限り多く用意することが必要になるでしょう。
そして、そのためにもタイムマネジメントの能力の向上は重要になると感じます。
これは、私の仕事に限らず、他のジャンルの仕事をされている方であっても似たようなことが言えるでしょう。
高い集中力が発揮できてこそクライアントに喜んでもらえるような高いパフォーマンスを発揮することができるのです。
したがって、1名1名のクライアントに対して最大限の価値を発揮するためにもタイムマネジメントの能力の向上は必須といえるでしょう。