以前、7月7日が迫っていたころに、
七夕の短冊を書いて竹に括り付けるというイベントをやっていました。
見てみると、すでに多くの人が七夕の短冊にお願い事を書いていました。
それを見てみると、
「世界平和」
とか
「家族で健康でいられますように」
とか
「みんなが幸せになれますように」
といった極めて抽象的なお願いも書かれていた一方で、
「今年は○○大学に合格したい」
とか
「○○君と付き合えますように」
といった極めて直近かつ具体的なお願い事も書かれている場合もありました。
思えば、私も、
初めて七夕というイベントの存在を知って、
「短冊にお願い事を書いて」
と言われた際は、
「いったい何を書けばよいのだろうか?」
と考えてしまい、
迷った挙句、
「世界平和」
のような極めて抽象的な内容を書いていた記憶があります。
思えば、当時は自分が叶えたい夢やお願い事というのが具体的に思いつかなかったので、そのような抽象的なことしか書けなかったのだと思います。
お願い事
というと
どこか他力本願な匂いがするので、
自分の努力が及ばない範囲に関することも書くことができます。
しかしその一方で、
「今年こそは○○大学に受かりたい」
といった自分の努力が及びそうなこともお願い事として短冊に書くことも可能です。
自分も努力するけれど、最後は神様頼りにもできる、といった内容です。
そして、具体的なお願い事が書かれている場合は、自分の努力がある程度及びそうな内容も多く、かつ、現在の関心がそこに集中している場合も多そうです。
そう考えていくと、自分の努力が及ぶ範囲がもともと限られている、
「世界平和」
といった抽象的なお願い事、願望のようなものを短冊に書く人よりも、
「今年こそ○○大学に受かりたい」
といった、自分の努力が及びそうな内容であってより具体的な「目標」に近い願望を七夕の短冊に書いている人の方が
夢をかなえやすい
と言えるでしょう。
しかも、急に、
「短冊にお願い事を書いて」
と言われたときにすぐに思い浮かぶ内容というのは、その人が普段から考えている願望や目標だったりします。
それほど、目標に対する気持ちが強ければ、現実的な行動にも反映されている可能性も高いと言えるでしょう。
そのように、考えると、
七夕の短冊に具体的なお願いを書く人の夢は叶いやすい
と言えるかもしれません。
短冊にどのような内容を書くかというのは一つのメルクマールになりそうです。