ゲームなどでもそうですが、勝てない強敵を目の前にすると、
「勝てない……無理だ」
と匙を投げる人と、
「勝てるまで頑張ろう」
と考えて何度も挑戦し続ける人とで2パターンに分かれるようです。
私自身小さい頃は、
ゲームで敵を倒せない
という形で障害に出会ったことがあります。
例えば、昔伝説のスタフィーと呼ばれるゲームのシリーズが発売されていました。
このシリーズは5作品出ていますが、特に難易度が高いのは
伝説のスタフィー3という3作目の作品です。
ここでのラスボスはイーブルと呼ばれるのですが↓
このラスボスかなり強いことで有名だったようです。
Googleで検索をかけると、
「スタフィー イーブル 強すぎ」
などと予測変換が出てくるので、
私のみならず、当時この作品をプレイした人はかなり苦労したようです。
2022年の今でも当時を懐かしむ声があるくらいですし、
結局倒せなかったという声もあるようです。
他のゲームと比較しても、ラスボスが強すぎる、という声もあったようです。
実際に私自身もこのラスボスを倒した際は1週間ぐらいかけた記憶があります。
正直、最初は、ラスボスのあまりにも苛烈な攻撃に何度もやられGAMEOVERとなっていたので、
「勝てない……無理だ」
と思い、
1週間のうち3日ぐらいはゲームに触っていなかった記憶があります。
要は、半分ぐらいさじを投げていたのですね。
しかし、6日目ぐらいから、なぜか、再度挑戦し始めて、
「勝てるまで頑張ろう」
という気持ちになってきて、段々、操作に慣れてくるようになって、
ようやく1週間かけて倒すことができました。
さて、当時の私が、
この、
「勝てない……無理だ」
↓
「勝てるまで頑張ろう」
という風にいつの間にか気持ちが切り替わったのは何故なのか?
思い返してみると、
ふと、6日目に
「取り敢えず、もう一回ぐらい挑戦してみようかな」
と考え直したことが大きなきっかけだったと思います。
そして、再挑戦してみると、
最初に挑戦した時よりはラスボスに攻撃を与えられている(でも、倒しきれない)
といった状態に自分が成長していることを実感できたのです。
そこからは、
「勝てるまで頑張ろう」
という気持ちになったのを覚えています。
最終的にはラスボスを倒すことができましたが、
途中での、
「取り敢えず、もう一回ぐらい挑戦してみようかな」
という気持ちや
最初に挑戦した時よりはラスボスに攻撃を与えられている(でも、倒しきれない)
といった地味な成長感があったからこそ、最終的には強すぎるラスボスを倒すに至ったのだと感じます。
このようなことを思い直すと、
人生において、何らかのハードルがあったとして、挫折感を味わったとしても、
①「取り敢えず、もう一回ぐらい挑戦してみようかな」という小さな気持ち
や
②最初に挑戦した時よりはラスボスに攻撃を与えられている(でも、倒しきれない)という地味な成長感
さえあれば、
「勝てるまで頑張ろう」
という気持ちが湧き上がってきて、努力を継続できるようになる、といえると考えています。
諦めたらそこで試合終了だよ
という名言があるように、
継続して、試行回数を重ねていけばそのうち、攻略の糸口が見つかるかもしれないのですね。
伝説のスタフィー3のイーブルのように、強すぎるラスボスに1週間かけて挑戦し続けたあの頃
を思い出すと、
ふと、そのような人生の大きな法則に思いをはせるようになりました。
勝てない強敵、高すぎるハードルに挫折感を感じてしまう人は、
このような自分の小さな頃の原体験を思い出してみると、自分なりの成功法則を見出せるようになるのではないでしょうか?