人の一生はどう決まるのか?
その人にとっての幸せは何で決まるのか?
そのようなことを考えていくと、
コミュニティの重要性に気付きます。
最近は、親ガチャという言葉がありますが、
人はまずは親の下で生まれます。
そして、多くの場合、家族という最小単位のコミュニティに属することになるでしょう。
その後、学校というコミュニティに属したり、
地域社会というコミュニティに属したり、
勤め先というコミュニティに属したり、
もしかしたら、サークルのような自主性の高いコミュニティに属したりすることもあるでしょう。
他には、
政治団体、
宗教団体、
といったコミュニティに属したりする人もいるようです。
最近は、オンラインサロンのような形でコミュニティに属している人もいるようです。
そして、このようなコミュニティを一生の間ずっと固定させたままの人もいれば、
ずっと色々なコミュニティを移動する人もいるようです。
人間は周りの人からの影響を強く受ける生き物なので、
どのようなコミュニティに属しているかによって、その人のアイデンティティはいとも簡単に変わります。
そして、
「人生を変えたい」
と願う人は、単に頑張るだけではなく、環境を変えるべき、とよく言われますが、
環境を変えることによってコミュニティをガラッと変えることもできるため、
これによって今までとは違った人生を歩むことが可能になります。
そして、コミュニティというのはたくさん属していればよいというわけではなく、
あなたにとって価値のないコミュニティはむしろあなたの人生を妨げる要因になることもあります。
例えば、
不登校
といえば、
その人が属しているはずの学校にしっかりと登校していない、コミュニティに属する人としてやるべきことなどをやっていない状態を指しますが、
コミュニティに馴染めなかったり、属していてもメリットが特にない人の場合は、そのコミュニティに拘って無理やり合わせることなく、別のコミュニティに移動した方が良いかもしれません。
学校の場合であれば、転校という手段も一応ありますが、
最近では、通信教育などもかなり発達してきているので、
学力だけは身に着けて、自分が馴染めない高校などはムリに通わずに、大学受験を目指してみるという方向性もあり得るでしょう。
このような形で、
自分にとって不適切なコミュニティとは距離を取って、自分にとって適切なコミュニティに移動する
ということを行うことによって、自分が望む人生を送りやすくなります。
そして、あなたが活躍したいと思えるようなコミュニティに属して頑張ることによって、いわゆる社会的成功を収めることも可能でしょう。
人生の中で、様々な目標を達成し続けている、あるいは、様々な分野で成功し続けている人というのは、
その時々に応じて、
自分にとって不適切なコミュニティとは距離を取って、自分にとって適切なコミュニティに移動する
ということを繰り返しています。
変化率が高い人というのはコミュニティの移動回数が多い人でもあるでしょう。
コミュニティを見直すというのは、自分が無意識のうちに影響を受けている人間関係のポートフォリオを見直すということでもあります。
やたらと成長速度が早い人というのは、
このような人間関係のポートフォリオを常に見直ししていて、
自分にとって不適切なコミュニティとは距離を取って、自分にとって適切なコミュニティに移動する
という形でリバランスを行っていたりします。
また、逆に、あなたが成功したり、成長するたびに、
コミュニティの変化が起こりやすいところがあります。
何故ならば、自分にとって不釣り合いなコミュニティというのは属していると段々居心地が悪くなってきたりするからです。
このような場合は、たとえ、あなた自身が強く意識していなくても、
早晩コミュニティの解消や移動が行われることになるでしょう。
このように、人生の進展とともにコミュニティというものは変わりやすい物です。
したがって、
人生はコミュニティから始まりコミュニティで終わる
と言えるでしょう。